- 浜田 幸康
- P.D.S.アーキテクツ
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
階段のデザインはとても大切です。
平面計画、踏み面と蹴上の寸法関係、天井との取り合いや手すりのデザインなど
さまざまな要素が複雑にからんでいます。
私の理想とする階段は、登りやすくシンプルかつコンパクト、
すっきりとしたイメージの軽快な階段です。
この階段は、広間(家族の団欒のスペース)と
上階にある子供たち(3人兄弟)の共有のフリースペースをつなぐ階段です。
タラップのように軽やかで登りやすい階段をイメージしてデザインしました。
実際、勾配も緩やかでとても登りやすいです。
作りはササラ形式で、鉄の踏み板の上に表面が樹脂でコーティングされた積層合板が取り付けられています。
ですので、鉄骨の階段ですが、冷たい感触はありません。
踏み板の積層合板の取付位置をササラ(踏み板を支える斜めの長い鉄板)から少し前方に飛び出させることで、、
軽快なイメージになっています。
それと、この階段のもう一つの特徴は、安価だということです。
階段は、ちょっと凝ったことをすると、すぐに値段が跳ね上がってしまいます。
この形式だと、工務店で普段作っている一番安い階段の形式の応用ですので、
とてもリーズナブルです。
詳しくは、http://www.pdsarchi.com/works/house/10/index.html をご覧ください。
このコラムに類似したコラム
70型のTV 松永 隆文 - 建築家(2012/10/24 13:39)
ざわざわ森ペットクリニック その2 石塚 和彦 - 建築家(2011/12/23 17:55)
太い梁の付根を支えるデザイン 遠藤 浩 - 建築家(2011/05/12 23:00)
【スキップテラスの家】が紹介されました。 西島 正樹 - 建築家(2022/10/06 19:24)
階段室 松永 隆文 - 建築家(2016/08/17 13:12)