『10年後の価格を教えて』1〜EMPメルマガより - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

中村 嘉宏
株式会社イー・エム・ピー 代表取締役
東京都
宅地建物取引主任者

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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『10年後の価格を教えて』1〜EMPメルマガより

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これからの不動産市況
「この物件の10年後の価格を教えてください。」


このような
(私たちにしてみると)突拍子も無い質問をしてくる投資家の方が
たまにいらっしゃいます。

「まったくの予想で構いませんから」
という但し書きがついているものの、
このような予想できない質問を聞かれたこちらは答えに困ります。

(正直言って、まともに答えるだけ時間の無駄だと思っています。)

証券会社の方も
「この銘柄の10年後の株価はいくらになるでしょう?」
なんて質問を受けることはあるのでしょうか?


今から10年前といえば、
山一證券、北海道拓殖銀行が倒産し、
日本の金融の根幹が揺らいだ時期です。

翌年には日本長期信用銀行(現新生銀行)が破綻、
日債銀(現あおぞら銀行)も経営再建案を発表(その後破綻)しています。

株も不動産も悲観一色だったあの時期に、
今の日本経済の景気、株価、そして地価の上昇を正確に予想できた人が
どれだけいたでしょう。

(ダヴィンチ・アドバイザーズの金子社長は
 この時期にアメリカから帰国、
 日本での不動産投資事業を始めましたから
 皆無というわけではないでしょうね。
 ただ、氏とて、10年後の価格がいくらか
 などと考えて物件を買ってはいなかったと思います。)


不動産投資は欧米では
「サイクルビジネス」と言われています。

株ほど激しくは無いものの、
価格が上げ下げする投資商品という意味です。

「経済環境や 社会環境などによって変動する商品の価格を、
 しかも10年後という遠い将来の価格を
 予測することが出来るわけがない。」

というのが、

「まともに答えるだけ時間の無駄」
と思っている最たる理由です。

ただ、
大きなトレンドとしての傾向は
おおよそ把握できます。  《2につづく・・・》



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