- 藤原 純衛
- 誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
家を借りるか買うか
財テクの観点からはいろんな議論がなされています。
例えば
web R25:家を買う or 借りる、どっちがお得?
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20090713-90007389-r25
知るぽると:住まいを買うか借りるか
http://www.shiruporuto.jp/life/jutaku/tintai/tintai001.html
「家賃払うなら買っちゃえば?」と思います。
いま住宅不況に伴いローンも割安ですので買うなら今がチャンスと思います。
そして決心し住宅ローンを申し込みます。
そこで審査される項目に「勤続年数」「勤務先の状況」などがあります。
今現在勤務中の会社に勤め始めてからどれくらいの期間がたっているのか
3年以上が一般的な最低基本年数となり、5年、10年と増えるとスコアリングには有利となり、3年未満では不利になります。(3年未満だと一律お断りする金融機関もあるそうです)
そして現在の勤め先の状況。
勤め先が上場企業およびそれに準ずる企業であったり、業績が大変良い企業であれば住宅ローンの審査において1年ていどでもあまり問題にならないみたいですが、中小企業や設立して間もない会社の場合には難しいようです。
という事で、転職前に現在の勤務状況で審査を受けローン承認を受けたらいかがでしょうか?
いや、ちょっと待ってください。
web R25:「転職前に住宅ローンを組む」そのリスクとは
http://r25.yahoo.co.jp/spcate/wxr_detail/?id=20101202-00004567-r25
こちらにも記述されているように、転職後の収支状況を冷静に見積もったうえでの決断でない限り、やはりリスクが高いのではと思うんです。
この記事に「転職した会社の業績がその後どう変化するかを正確に見通すのは困難です」とあります。
まぁ、この点は現職でも同様だとは思うのですが。
持ち家を踏まえた転職で一番大きなリスクは「勤務地の限定」です。
自分にとってもっとも希望に見合う企業が持ち家から数時間の通勤を要したらそうそうに疲れちゃうでしょう。
本社が近くでも配属される営業所やプロジェクト先によっては「せっかく家を買ったのに単身赴任」なんてことも起こりそうです。
財務的にも勤務地制限のためにも「するなら買うな、買うならするな」をお勧めしたいですね。