日経記事;半導体大手,汎用LSIで海外開拓 特注依存改め について - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
神奈川県
経営コンサルタント
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

日経記事;半導体大手,汎用LSIで海外開拓 特注依存改め について

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. 新規事業・事業拡大全般
情報・知識 ビジネス雑感

皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

12月6日付の日経新聞に、『半導体大手、汎用LSIで海外開拓 特注依存改め収益回復』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は、以下の通りです。


『国内半導体大手がシステムLSI(大規模集積回路)事業の構成を見直す。顧客を限定し専用開発する特注品から、幅広い顧客に販売できる汎用品に軸足を移す。東芝は2012年度までに特注と汎用の売上高の割合を逆転。ルネサスエレクトロニクスは11年度から携帯端末向け製品を投入する。汎用品が主流になった海外市場の開拓を進め、収益回復につなげる。

特注品は顧客の出す指示に従い、回路や機能、細かい仕様などを一から開発する。一方、汎用品は半導体メーカーが幅広い顧客からの意見を参考に独自で開発する提案型製品。案件の数だけ個別の開発が必要な特注品よりも開発費を削減でき、同じ製品を複数の企業に売れるため、商機を広げやすい。

東芝はシステムLSIの売上高のうち汎用品の割合を現状の半分弱から、12年度までに60%に引き上げる。ゲーム機やデジタル家電に使う特注品への依存度を下げ、得意分野の画像処理エンジンを汎用品の柱にする。設計の手法や回路の組み方、部材などを共通化して、薄型テレビやパソコン、携帯電話向けに展開する。

自社のテレビブランド「レグザ」シリーズで培った高精細映像を滑らかに表示する高度な処理技術を生かす。電気自動車や環境エネルギーなど成長分野を中心に、新たな機能を持たせた製品の開発も進める。

ルネサスは携帯情報端末向けのシステムLSIで、製品の基礎部分となるひな型を統一する。このひな型を使うことで、高機能携帯電話や簡易カーナビゲーションシステムといった端末向けに、様々な製品の開発を素早くできる体制を築く。

12月1日に設立した専門会社ルネサスモバイルが開発や販売などを担当し、11年度から製品の供給を始める。携帯情報端末の新通信規格「LTE」に対応した製品などを投入し、携帯情報端末向けで世界首位の米クアルコムを追撃する。。。』


国内大手半導体が上記のような方向転換をする背景は、今まで国内家電メーカーのデジタル家電向け特注品を中心に行ってきた事業スキームが機能しなくなったためです。
国内家電メーカーは、台湾、韓国などの海外企業との競争が激化して販売が伸びていません。
従いまして、国内家電メーカー向けに特化した半導体製品が売れなくなる状況に入っています。

現時点で国内家電メーカーの売上が急速に回復することは考えにくく、国内大手半導体も他の事業モデルを考える必要が出ています。
それは、他の世界企業が行っているように、汎用品で世界市場に売っていくことです。

東芝は、画像処理向け用途を柱に行う計画です。ルネサスは携帯端末向け用途で考えています。何れのケースも、分野を絞って汎用品市場の開拓を進めます。

国内大手半導体は、上記分野では後発メーカーになりますが、機能、性能、値段で他社を凌駕出来るものを供給できれば、世界市場で戦っていけます。
半導体製品の開発の方向性、スピード、顧客開拓、顧客の開発に対する支援体制などで、競合他社に勝つ必要があります。

必ず競合他社を凌駕する意気込みで、汎用品市場に入っていく覚悟が必要と考えます。

このことは、海外市場で事業を行おうとする中小企業も同じです。
どの市場でも必ず競合他社がいます。
他社との競合に打ち勝つための積極性と具体的な施策が必要です。

決してあきらめないで、知恵を絞って事業展開する気概が大事です。
あきらめると、それまで築いてきたもの全てを失います。

ニッチな市場でも他社に打ち勝って売上、利益を確保していくようにします。
技術力と知恵・行動力があれば、市場は必ず開拓出来ます。

私も全力を尽くしてそのような中小企業を支援しています。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(神奈川県 / 経営コンサルタント)
グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表

起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上

起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。

カテゴリ 「情報・知識」のコラム

このコラムに類似したコラム

日経記事;"稼ぐ開発へ異才招く 基礎研究から採算重視 武田"考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2012/03/15 09:46)

日経記事;カメラ/車一気に進化,超微細部品の実力に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/08/01 05:59)

日経記事;次の成長へ新分野,リコー事務機収益に陰りに関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/07/07 18:44)

日経記事;『IHI,産業用圧縮機で世界最大手と提携』に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/04/02 09:20)

日経記事『スマートフォンドコモ,累計100万台突破』に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/01/16 09:46)