「住宅ができるまで」9-工事見積

「住宅ができるまで」9-工事見積

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実施設計が出来上がると「工事見積」に出します。

詳細まで含めた図面と仕様書をもとに
工務店が積算をして見積書として提出します。

通常1ヶ月ほどかかりますが
その途中で「質疑応答」というやりとりを
FAXでします。

これは、図面の内容に対して各工務店から

「こういう解釈でいいでしょうか？」
「ここの部分がよく分かりません」

といった内容の質疑が送られてきて、その内容を
すべての工務店に返答することで見積もりの精度をあげる
そして、イコールコンディションで積算をして頂くためにする作業です。


そして、各工務店から見積が提出されます。
その内容を細かくチェックしながら
項目ごとの価格の比較や、図面内容を間違って解釈しているところがないか？
標準的な価格より高く見積もっているところがないか？　
をみていきます。

見積書を第３者の立場でチェックできるのは
設計事務所のメリットだといえます。

予算よりオーバーしている場合は
（やはり、たくさんの希望が込められるので
オーバーすることが多いのです）
優先順位を決めながらスペック変更をして、金額を調整。
予算面も含め、条件に合う工務店と
工事契約の準備をします。

当方では通常３社ほどの工務店に見積を依頼しています。
（建て主さんが工務店を指定している場合を除く）

遠方の場合は現場に近い優秀そうな工務店を探しますが
首都圏の場合は、今までお願いしたところと
初めてのところを両方入れるようにしています。