- 沼田 順
- Office JUN 代表
- 兵庫県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
12月の全期間固定金利は、三井住友銀行では11月より0.18%高い、3.13%になっています。
これは8月以来、4ヶ月ぶりの水準です。
11月は月初にアメリカで大幅な金融緩和が行われました。当初はこの影響で日米の金利差が縮小し
さらに円高が進むことが懸念されていましたが、逆にアメリカでこれ以上の追加緩和は難しいとの思惑から
アメリカ国債が売られアメリカの長期金利が上昇しました。
この結果、日米の金利差が逆に拡大したことから円安が進行し、そこに今まで円高で上昇していなかった
日本株の出遅れ感が意識され、日経平均株価が上昇し1万円台を固める展開となりました。
(前日は2週間ぶりに1万円台を割り込みましたが、これは調整の範囲内と受け止められています)
これを受けて日本の債券市場では国債から株式への流れが強まり、日本の長期金利は1.1%前後で
10月よりも高値で推移しました。結果として全期間固定金利もこの流れに沿うように上昇しました。
(前日の長期金利の終値は1.185%と1.2%の水準に近づきつつあります)
今後も同じような流れが続くものと予想していますが、11月末に起きた朝鮮半島での有事がさらに
拡大するようであれば、安全資産である国債が買われ長期金利が低下する可能性はありますが、
これも一時的である可能性が強く、1月の全期間固定金利も横ばいか多少上昇の可能性が一番高いと
考えています。
なお、変動金利は私のブログで指摘した、超過準備預金への0.1%の金利付与が続く限りは
短期プライムレートも下がらず横ばいの見通しです。
またフラット35の金利は月初の第2営業日にあたる、12月2日に発表の予定です。
(上昇するものと考えられます)
沼田 順 (CFP上級国際ライセンス)
私のブログで、住宅ローンや不動産について役に立つ知識をご提供しています。
よろしければ、ご訪問くださいませ。(CFP認定者、日本ブログ村等連続1位です)
このコラムの執筆専門家
- 沼田 順
- (兵庫県 / ファイナンシャルプランナー)
- Office JUN 代表
住宅金融公庫出身のFPが貴方のマイホームライフをサポート
素敵なマイホームを手に入れて最後まで幸せに暮らして欲しい。これが住宅金融公庫勤務時代に年間500件以上の住宅ローン相談業務を担当してきた私自身の願いです。その経験を基に貴方のマイホームライフをトータルにサポート致します。
「相談業務」のコラム
2023年4月のソニー銀行金利と今後の見通し(2023/03/16 07:03)
2023年3月のフラット35(2023/03/01 12:03)
2023年3月の住宅ローン金利と今後の見通し(2023/03/01 07:03)
2023年3月のソニー銀行金利と今後の見通し(2023/02/16 07:02)
2023年2月のフラット35(2023/02/01 12:02)
このコラムに関連するサービス
貴方は住宅ローン選びに自信はありますか。そんな時は、住宅金融公庫出身のCFPにおまかせ下さい。
- 料金
- 5,000円
最近は住宅ローンも様々な商品が登場し、本当に自分のライフプランに合った住宅ローンを選択するのが難しくなりました。しかし、住宅ローン選びは物件を選ぶのと同じくらい大切な作業であり、この作業を中途半端にしてしまうと将来の生活設計も狂いかねません。公庫時代から現在まで、住宅ローンを見続けてきた筆者が、将来の金利動向も踏まえ、お客様に本当に合った住宅ローンを選べるように、サポートいたします。
このコラムに類似したコラム
ついに長期金利の1%割れも視野に 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2010/07/23 00:00)
国債の格下げで、住宅ローン金利はどうなる 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/01/30 10:00)
1月の住宅ローン金利、決定までのプロセス 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/01/04 09:00)
12月のソニー銀行の金利発表 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2010/11/16 10:00)
9月の住宅ローン金利、決定までのプロセス 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2010/09/01 07:00)