日経記事;住友電工/昭和電線,超電導線量産 送電ロス低減について - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

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日経記事;住友電工/昭和電線,超電導線量産 送電ロス低減について

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皆様、
こんにちは。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

11月25日付の日経新聞に、『住友電工・昭和電線、超電導線を量産 送電ロス低減』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。


記事の主な内容は以下の通りです。

『住友電気工業と昭和電線ホールディングスはそれぞれ2011年から、電気抵抗をなくし電気の利用効率を高める超電導線を量産する。国内外でスマートグリッド(次世代送電網)やエコカーのモーター向けに供給を目指す。競合する米国や韓国勢に先駆けて本格的な量産に入り、世界市場で優位に立つ。

一般的な銅電線から超電導線に置き換えると、電力の損失が大幅に減り、電気の節約や機器の性能向上につながる。大規模工場では電気を2割以上節約できるという。電気自動車などのモーターに使うと走行距離を十数~25%程度延ばせる。

住友電工は11年中に大阪製作所(大阪市)でビスマス系と呼ぶ送電網に向いた超電導線の生産能力を年間1000キロメートルに倍増させる。生産規模で米アメリカン・スーパーコンダクターを抜き世界最大手となる。生産コストは銅電線の約2倍だが、量産効果で現状から3割程度引き下げる。

超電導線を日本で初めて商用送電網に導入する東京電力の旭変電所(横浜市)に納入する。9月には中国に40キロメートル分を納入したほか、海外から100キロメートル級の大型案件も受注している。

昭和電線は今年度内に相模原事業所(相模原市)で量産設備を稼働させる。投資額は10億円程度とみられる。イットリウム系と呼ぶ素材を使い高出力モーターへの採用を狙う。古河電気工業も12年以降、イットリウム系材料で量産に入る。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、超電導線の市場規模は電力ケーブル用で30年に日本で1300億円規模。米国でも老朽化した送電網の更新用に需要が見込める。』

 
超電導線に関して大手企業がいよいよ本格的な生産活動を開始するニュースです。
超電導線は今まで夢の技術と言われてきました。
この夢の技術の大量生産化が、国内企業で行われようとしています。

記事にありますように、超電導線は、電気抵抗をなくし電気の利用効率を高めることが出来、その応用範囲は無限にあります。

技術が先か需要が先かの議論があります。

今回の場合、ハイブリッド車、電気自動車の急速な普及の見込み及びスマートグリッド(次世代送電網)などの実用化促進が引き金となって、高い電気の利用効率に対するニーズが高まり、一挙に超電導線に対する需要が急増すると見込まれます。
結果として生産コストが下がり、需要が需要を呼ぶと計算されています。

環境ビジネスは、国内企業が得意とする事業分野で、切り札の一つされる超電導線の量産化が進むことは、エネルギーコストが大幅に下がり、大きな市場を作れます。

非常に期待が持てる分野です。

最終的には、現在の電力供給線である銅電線を置き換え、原子力、太陽光、風力による発電された電気の効率的な送電が可能になり、石油・石炭に頼らない発電・送電システムの実用化が可能になります。

また、電気・ハイブリッド車のエネルギー効率を向上させ、ガソリン車を置き換えることを後押しするパワーの一つになると期待します。

現在、原子力を含む電力インフラの輸出事業も強化しようとしており、送電網を超電導線にすることにより、新興国や低開発国などで、環境改善を行いながら、エネルギー効率と経済効果を上げる一石二鳥の効用が見込めます。

まさに国内企業が進むべき新規事業分野の一つです。
今後の更なる発展に多い時期します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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