- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
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こんにちは!
さて、最近の世界経済は、またアイルランドをはじめとするヨーロッパ諸国の財政懸念から、国債利回りが急上昇しています。
アイルランド国債10年物の利回りは、8%台後半まで上昇し、ユーロ導入後の最高値を更新しました。
その他、イタリア、スペインなどの利回りもここにきて、急上昇しています。
EU各国は、何としても“通貨ユーロ”の信認を死守すべく、動いてはいますが、各国の財政問題が根深いだけに、まだまだ予断を許さない展開が続きそうです。
一方、EU諸国ほどの金利の上昇はありませんが、日本の国債利回りもわずかですが、上昇気味となっています。
日本の場合、現段階では、「国債の消化」が無難に処理できているため、ヨーロッパのような問題には至っていませんが、水面下ではじわじわと財政悪化が進行中です。
折しも、国会審議の真っただ中ではありますが、来年度も40兆円をはるかに超える赤字国債の発行が確実視されています。
そして、このような事態を受けてかどうかはわかりませんが、年初から日本国債を買い越してきた中国が、8月、9月と2か月連続で大きく売り越しに転じています。
もともと1年以内の短期債がメインだっただけに、「資金の足」は、非常に速いものとなっています。
まぁ、どちらにしても、中国の資金はあまりあてにしないほうが無難だとは思いますが・・・
そんな中、逆に中国が残高を伸ばしているのが、米国債です。
現在、中国が保有する米国債の残高は、8835億ドル(約73兆円)と3カ月連続でプラスとなり、世界1位を維持しています。
そして、我が国日本も、為替介入資金で米国債を買い増したため、現時点では8650億ドル(約72兆円)で、2位の座を守っています。
このところ、外交をはじめ、アメリカしか頼ることができなくなっている日本にとっては、いたしかたないことかもしれません。
やっぱり、アメリカとの「蜜月関係」を、再構築したい日本政府としては、安定的な米国債の消化に貢献することがひとつの意思表示といえるのですから・・・
これを男女関係にたとえるならば、
昔から付き合っている彼女が、彼氏に対して振り向いてもらいたいがために、一生懸命貢ぎ続け、
彼氏は、「君との関係が一番大切だよ」と言ってはいるものの、
最近注目されている羽振りの良い“ツン”とした女性が、内心では気になってしょうがない
といった状況のような気がします・・・
まぁ、彼氏に振られないためには、頼るだけでなく、まずは「自立」するしかありません。
そろそろ、“本気”を出さないと、まずいよニッポン!
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それでは、「依存」から「自立」を目指して、頑張りましょう!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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