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日経記事;中小菓子30社,中国に共同進出 成長市場を開拓 について

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

11月11日付の日経新聞に、 『中小菓子30社、中国に共同進出 成長市場を開拓 販社設立、工場計画 リスク分散狙う』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は、以下の通りです。

『全国の中小菓子メーカー約30社が共同で中国に進出する。2012年までに現地に各社の製品を扱う販売会社を設立し、共用の工場建設も計画。国内は需要減に加え、小売りのPB(プライベートブランド=自主企画)菓子の生産受託事業に大手菓子メーカーも参入し、中小の収益基盤が揺らいでいる。中国は消費市場が拡大する一方で、進出には人件費高騰など逆風も強まる中、中小連合でリスクを抑えながら成長市場の開拓に取り組む。

参加するのは、幼児向け菓子「ボーロ」の大阪前田製菓、えびせんべいの三河屋など。年間売上30~50億円規模の企業が大半だ。

近く進出の母体組織をつくり、来年から試験的に輸出を開始。共同出資で中国に新会社を設けて各社の製品を日本から輸出するほか、現地企業との合弁も検討する。

各社が取引する日本の商社や卸会社の販路も活用し、13年にも中国に各社の製品をつくる工場を建設。輸出から現地生産に切り替える。

中小企業庁によると、自冶体の支援を受けた繊維など地場産業の中小企業が協力して輸出などに取り組む例はあるが、同業の中小が海外進出するのは珍しい。

国内市場では、約8000社のメーカーが乱立する中、ブランド力の弱い中小は自社製品だけでは収益確保が難しい。このため多くがセブン&アイ・ホールディングなど小売りからのPB生産受託を手がけてきた。今までPBの関連事業に消極的だった大手も、ここ1~2年でカルビー、亀田製菓などが生産受託に乗り出し、中小は危機感を強めていた。。。』


10社以上の中小企業が共同で海外進出のは極めて珍しく、それだけ国内菓子業界が厳しく海外市場に活路を見出そうとしている切迫感が感じられます。

以前にも本ブログ・コラムで書きました通り、中小企業白書2010年版によると、海外子会社を保有する中小の割合は、2007年度で12.1%となり、10前に比べて約4%上昇しています。

大手企業との取引額が減少したりして、中小企業は海外に事業機会を確保する動きがもっと活発になると考えられます。

この動きは大いに結構なことで、歓迎します。

同時に、中小企業が海外進出ことは、大きなリスクを伴います。資本力、情報収集能力、スタッフ数などで大手企業と比べると劣りますので、現地でトラブルに巻き込まれたり、想定外の事態に直面する可能性があります。

リスクを最小にする方法の一つとして、共同で進出し、各種ノウハウや経営インフラを共有して対応することは有効だと考えます。

連合体で事業を行う場合のポイントは、以下の通りです。

1.中核となる企業がいて、リーダーの役割を行う。

2.リーダー企業を補佐する副官的な複数の企業も必要。

3.進出先のカウントりーリスクは事前に可能な限り収集し、分析・対応策を考えておく。情報収集は、JETROなどの専門機関の助けを借りて行う。

4.連合体各企業の役割と分担を明確にしておく。特に、国内で競合する企業が複数存在する場合、当初は上手く行っても、後で企業間のエゴや競争意識が出てきて、ぎくしゃくする可能性がある。
私が、複数の企業連合体を組む支援を行う場合、同業他社を入れないことを基本としています。

5.従って、約束事や上手く行かなくなった場合を想定して、「覚書」や「包括契約」を結んでおくことが重要となる。

6.各経営者は自社事業に時間が取られるので、上記2から5項の事項を専門家に依頼する事も重要。
プロジェクトや組織運営に専門的な知識・ノウハウをもつ人がいた方が良い。など

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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