航空機事故からみる日本と英語の隔たり - 英語の発音 - 専門家プロファイル

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航空機事故からみる日本と英語の隔たり

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会話上達のコツ

Power Distance Index(PDI)
って言葉知ってますか?
これは、社会的地位による上下関係の厳しさの度合いのことです。

■上下関係が厳しい国は "High PDI"
主に東アジアや南米など。

■上下の隔たりがあまりない国は "Low PDI"
アメリカ、南アフリカ、アイルランド、オーストラリアなど

これは10年前までの話。
"Low PDI"の国に比べ、"High PDI"の国では飛行機事故が相当多かったそうです。
その理由が簡単に言うと、『事故りそうになっている時でさえ、ファーストオフィサーがキャプテンに対しストレートにものを言えなかったから』だそうです。

例えば、こんな状況。

ウェザーレーダーが前方に異変を映し出しているのにキャプテンがまだそれに気づいていない。
ファーストオフィサーはそれを指摘する義務がある。
でも、上下関係が厳しいので色々考えてしまう。「上司のミスを指摘する事は失礼にあたる」とかそういうこと。

そこで、なんとかレーダーに気づかせようと出た言葉が、"Captain, the weather radar has helped us a lot."
「(訳)キャプテン、ウェザーレーダーはとても頼りになります。」

・・・

意味不明ですよね。

こういう事が沢山あり航空事故に繋がったそうです。
航空業界では90年代にこれに対する指導が全世界に入ったので、今はたとえ韓国でも、そんな言葉の使い方はしないそうです。


これを英語の習得に置き換えるとどうでしょうか?
私達"High PDI"の日本では、現実社会ではストレートに物事を表現してはいけない、気を使って出来るだけ「空気を濁さず」、という表現があります。また、私達の多くはそのように育てられました。

ココが問題!

私達が普段もっとも多く日本語で表現している「柔らかい表現」は英語にはありません。
「とんでもございません」「よろしくお願いします」「お疲れ様です」
などのどうとでもとれる曖昧で便利な言葉は日本文化独特だからです。
なので直訳がどうしても出来ない。普段口が達者な人でも、英語になると何も言えなくなってしまう。
きっと理由はこの辺りにあるのかなぁ~。

なんて思いました。

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