- 藤原 純衛
- 誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:転職・就職
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 清水 健太郎
- (キャリアカウンセラー)
いろんな機会に携帯サービスのCMが目につくようになりました。
例えば「携帯ゲームはグリー」とか「無料ゲームはモバゲー」とか。
例えば「モバゲータウン」のDeNAは、2010年4~6月期の連結売上高が前年同期比2.7倍の241億円、営業利益も3.8倍の119億円となり、このペースで成長すれば、売り上げは年間1000億円の大台に乗るとみられます。
それに沿って求人情報にも「携帯アプリ開発」の案件が増えてきました。
「IT系の求人数が戻ってきた」と聞きますが、それは携帯アプリ系の案件で、SI系はいまだ厳しいのが実情です。
IT業界 転職市場最前線 インデックス
http://jibun.atmarkit.co.jp/lcareer01/index/index_front.html
最新版(2010/10/20)によると、依然としてPHPの人気が高いものの、Perl、Ruby、Java、C++などの経験者を求める企業も増えているとのこと。
Web携帯アプリ開発の経験者が枯渇しているためSI系でこれらの言語の経験を積んだ方にも目が向いています。
T技術者ラボ:人材不足のネット企業が狙うSI業界エンジニアたちの市場価値
http://www.itengineer-labo.com/career/201009/0010009/
しかしネットサービス業界では、ビジネス企画から、システム実装、運用までを一つの事業として「一気通貫」で短期間に進めていくことが多く「スピード感」や「与えられる業務範囲」などに違和感を覚える人も多いようです。
だけど問題も潜んでいるみたいです。
警察庁は10月28日に「出会い系ではないSNSサイト『非出会い系サイト』が犯罪の温床になっている」と警告しています。
今年上半期だけで600人もの少女が被害にあっているのだそうです。
サイトに入会する際には生年月日や自己紹介などの”個人情報”入力が必須になります。その情報を元にナンパメールが届き援助交際に発展することもあるんだとか。
また携帯サイト自体は無料入会しても、自分の分身である「アバター」の顔や髪型、洋服をそろえるのには課金アイテムの購入が必要で、いつのまにか高額を費やしてしまいます。
これらの被害防止のためにも大手のサイト運営会社はフィルタリング加入を前提とした被害防止のシステムを導入しています。
しかし実際に被害にあっている人の99%もの人がこのサービスを利用していません。
運営会社側がいくら「フィルターサービスで防止している」と言っても、そのフィルターサービスを利用していない人たちが実際に被害にあっている。
なんだか早い機会に法の規制が入り込み、この分野の”バブル”がはじけてしまうんじゃないかなと私個人は感じています。
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