日経記事:シャープ PC事業撤退 多機能携帯などに転換 について - 事業・業務整理 - 専門家プロファイル

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日経記事:シャープ PC事業撤退 多機能携帯などに転換 について

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経営戦略 集中と選択;事業撤退

皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

10月22日付の日経新聞に、『シャープ:PC事業から撤退 多機能携帯などに転換』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『シャープは21日、パソコン事業から撤退することを明らかにした。「メビウス」ブランドのノート型などを販売していたが、端末単体では採算確保が難しいと判断した。多機能携帯端末の販売とコンテンツ配信を組み合わせて12月に始める「GALAPAGOS(ガラパゴス)」事業などにビジネスモデルを転換する。

シャープは液晶や半導体、通信に関する独自技術を生かしてパソコン事業を展開してきた。1990年代にはハードディスク駆動装置とフロッピーディスク両方を内蔵したタイプで世界最小・最軽量のノート型を開発。2009年6~10月には液晶パッドで手書き入力ができるノートパソコンを出したが、その後は新商品を出していない。生産も昨年末までに打ち切っている。

シャープはパソコンを海外で委託生産していたため、撤退に伴う設備の除却損などは発生していないとみられる。販売済み商品の修理などサポート業務は今後も続けるという。

シャープのパソコン事業からの撤退は、国内メーカーでは07年に生産から撤退した日立製作所に続く動き。パソコンは基本ソフト(OS)は米マイクロソフト、半導体は米インテルに握られ、パソコンメーカーにとっては差異化が難しく、利幅が低い製品。このためシェア上位企業でも採算はぎりぎりだ。

同時に「iPad」などの多機能携帯端末や、スマートフォン(高機能携帯電話)など、端末の垣根を越えた競争が激化するのは確実。従来型のパソコン事業を縮小する動きが相次ぐ可能性もある。。。』


90年代から国内の電子電機セットメーカーは、集中と選択に取り組んできました。
国内市場の飽和と海外企業との競争激化で、国内メーカーの採算が悪化したためです。

しかし、その動きは遅く中々進みませんでした。

理由は、各会社ごとに異なると考えていますが、海外企業に比べて動きが遅いのは否めません。

事業撤退や縮小或いは売却は、一定のルール(判断基準)を決めて迅速に行うことが重要と考えています。
ルールとは、客観的な数値・データ・情報に基づき決めます。

例えば、以下のものです。

1.過去3期の売上実績と今後の予想数値
2.現在の世界シェアと今後の見込み
3.現在の市場規模と今後の見込み
4.過去3期の利益・コスト構造と今後の予想数値
5.他社との競合状況と自社の強み・弱み
6.撤退などした場合のエンジニアの処遇や再配分などの選択肢案
7.工場の生産性への影響と再配分選択肢
8.販売ルートへの影響と対応選択肢
9.顧客への影響と対応、など

私の場合は、上記ルールのうち、状況に応じて幾つかのものを組み合わせて使いました。

ルールに基づいて事業撤退の案件がまな板に上がったら早期に検討し、行うかどうか決めます。
行うと決定したら、社内に関係部署にまたがるプロジェクトチームを起こして、数か月以内に実行・完了するように動くことが肝要です。

事業撤退については、しょうしょう古い記事になりますが、月刊誌に特集記事が組まれ、私の執筆記事が掲載されました。

月刊誌とタイトル、及び、内容は以下の通りです。

◆発行会社:宣伝会議 
◆誌名:広報・IRの専門雑誌「PRIR(プリール)」2008年6月号(5月1日発売)

特集記事「特集1:事業撤退をマイナス情報にしない!引き際の広報」 で掲載されました記事;(タイトル名)“引き際の広報その流儀”の中で“case.2 大手機器メーカーで事業撤退を経験 カギは、情報管理の徹底”にインタービュー記事が掲載されています。

URL;http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/kouhoukaigi/index_0806.html

但し、現在バックナンバーは無いようですが。(-_-;)

また、事業撤退については、『事業撤退シナリオの実行』のタイトル名で10回シリーズの記事をブログに書きました。
当該記事は、 [事業撤退に関する課題と対応]のカテゴリーに入っています。
第1回目の記事は、下記Webサイトからご覧になれます。

http://bzsupport.blog.so-net.ne.jp/archive/c351383-3

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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