製造業の労務管理(2) - 人事労務・組織全般 - 専門家プロファイル

西川 幸孝
株式会社ビジネスリンク 代表取締役
経営コンサルタント

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対象:人事労務・組織

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製造業の労務管理(2)

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業種別労務管理のポイント 製造業の労務管理

企業が業績を上げるためには、達成目標を明確にして、それに向かって業務を推進していく必要があります。製造業の場合は、個人プレーではうまくいかないので、目標設定もチーム単位、工場単位で行う必要があります。達成目標としては、生産性向上、コストダウン、品質向上、納期管理などの項目が考えられます。

製造現場には、ベテランから新人、パートタイマー、派遣社員など様々な雇用形態の労働者や、場合によっては外国人労働者が働くケースもあります。達成目標や安全衛生に関する指示事項などが、目で見える形でわかりやすく掲示されていることが必要です。

各労働者の職務の内容を明確に示すことも必要です。雇用契約書を結ぶことに加えて、外国では一般的である職務記述書を明示するケースもあります。職務記述書には、行うべき職務内容を具体的、詳細に記述します。改善提案を行うことや、職位によっては部下への指導を行うことも明確にします。その上で、同意のサインを求めることがポイントとなります。

価値観や、かつては常識と思われていた部分も非常に多様化しています。従業員にやってもらいたいこと、やってもらいたくないことを明確にすること、コミュニケーションを成功させることが、企業発展のカギとなります。

基本動作の徹底も重要なポイントです。5S運動などはその代表的なものです。5S運動は、整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5つの言葉の頭文字をとったものですが、これらを徹底することにより、不良率の低減、生産性の向上などの効果が生まれます。

一流のスポーツ選手ほど、基本練習を欠かさないと言われています。5S運動が企業カルチャーになるほど徹底して行うことも、成功への一つの道筋です。

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