●住育と子供 その4 住育の要とは?
「住育」というと、いかに母親がしっかりして住環境の要にならないといけないのか?といった話を聞くことがあります。もちろん、これまでの日本のライフスタイルから見ると、家の要は、女性の役割であり母親こそは子供を育てる要だという考え方が常識的かも知れません。
しかし、広く欧米や最近の30歳代夫婦のライフスタイルを見ると、必ずしもそうとは言えず、どちらかというと「夫婦の共同作業」という側面が強くなっているように感じます。
また家族心理学の側面から見ると、「子供は両親の関係性を見て人生を作る」とも言われています。ということは、住育の要は「夫婦関係が健全かどうか?」が大きな鍵を握っていることが実感できると思いす。・・・最近のコラムはちょっと衝撃的すぎますでしょうか?(笑)
その2でも、今の住環境は家族関係を映し出した鏡だという話をしましたが、その核になるのもやはり「夫婦関係」になってきます。夫婦関係をまず冷静に見る方法があります。それは子供に「お父さんとお母さんは仲が良さそうに見える?」と聞いて見ることです。そして、その言葉を夫婦で冷静に受け取ってみましょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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