変化する企業と社員のキャリア - 仕事のモチベーション - 専門家プロファイル

税所 彰
リソース キャリアコーチ
キャリアカウンセラー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:仕事・職場

須貝 光一郎
(ビジネスコーチ、経営者コーチ)
阿江 忠司
(ビジネスコーチ)

閲覧数順 2024年04月19日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

変化する企業と社員のキャリア

- good

  1. キャリア・仕事
  2. 仕事・職場
  3. 仕事のモチベーション

成長期にある企業の社員が気をつけるべきことがあります。

それは、会社の成長に応じて、社員も柔軟に対応しなければ

いけないことです。

 

会社がまだ小さいうちは社長は全員の顔を見ることができます。

社員であるあなたは、どこか温かい家族的な気分で仕事が

できるでしょう。

しかし何年か経ち、売上も向上してくると新しい社員も増え、

だんだん社長との距離が隔たってくる気がしてきます。

仕事のやり方も変わり、新しい組織に対しても違和感を

感じ、取り残されたような孤独を感じるようになっていきます。

そしてある日、長く働いた会社を去る決意をするのです。

 

    ◆       ◆       ◆       ◆

 

企業の成長期に辞めていく社員を大勢見ました。個人的には

残念なことですが、突き放してみれば企業の成長と個人の

キャリアのアンマッチが是正される作用でもあります。

 

近年のグローバル化による環境変化が日本企業を直撃して

います。企業も生き残りを賭けて組織の拡大・縮小を繰り返し、

事業領域を頻繁に入替えながら、変化に対応しようとして

いるのです。 

 

日常の仕事に追われる社員には、通常はこうした企業の姿が

見えていません。しかし社員のキャリアの将来は、企業の変化に

影響を受けていることは間違いありません。

社員のキャリアと企業の行動原理との間の相互関係に注目して、

キャリア・ダイナミクスと名づけたのが米国の組織心理学者

エドガー・シャインでした。

 

組織に違和感を感じるようになったら、会社が置かれた環境にも

目を向けでみましょう。

会社は成長期にあるのか、停滞期を迎えているのか。外部の変化

からどのような影響を受けているのか。

このようなダイナミクスの視点から、自分のキャリアを俯瞰することで

見えてくるものがあるはずです。

このコラムに類似したコラム

自分の役割は 須貝 光一郎 - ビジネスコーチ、経営者コーチ(2010/10/21 10:31)

フィードバックのすすめ 税所 彰 - キャリアカウンセラー(2010/10/15 12:00)

【No. 10】一足先に上の役職の視点でものを視る 若狭 喜弘 - パーソナルコーチ(2010/06/17 19:00)

新刊『行動格差の時代』 高田 裕子 - キャリアカウンセラー(2013/05/29 11:16)