- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:広告代理・制作
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- (クリエイティブディレクター)
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テレビ美術研究、ブーメランテーブルは何を語る? #2
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メディアと映画、ずっと楽しい関係。
映像メディアの演出術
2010-11-05 19:10
今年もあと、3ヶ月をきりました、
毎年、時間のたつのは早いね~と思う今日この頃です、
そろそろ「年末の今年の流行語大賞」なんかが気になるのは、職業柄でしょうか?
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
NHK放送文化研究所が主催する放送×文化を再構築するというシンポジウムの記事です、
テレビの未来系、「多メディア共存時代」というテーマでした。
その一つであるワークショップ「テレビ美術研究、ブーメランテーブルは何を語る?」に参加してきました。
テレビの黎明期よりのニュース映像がガラッと変わるのは、1980年代になってからです、
日本では、画期的なニュース番組、テレビ朝日の「ニュースステーション」が誕生するのです。
ニュースステーションのコンセプト
1 人間くさい
2 NHKにできない、やらない、
3 中学生にもわかる
4 「伝えたい」から「知りたい」
1985年~2004年
この「キャスターショー型」ニュース番組は、そのスタジオセットも斬新なデザインが施されました。
テーマは、リビングも兼ねた久米宏のオフィス風デザインという、今までにない本物らしさを出した演出です。
リビングというコンセプトなので、スタジオの中にはソファーがあり、バーカウンターがある、
そして、ニュースキャスターのテーブルは、なんと、足が見える!!
テーブルに座っているというデザインです。
従来のTV番組のニュースは特に、下半分、足が見えないようにフロアーの下までテーブルの側面が降りている、
いわゆるドン付けされているテーブルが、映像の中では暗黙のお約束でしたが、
一般のオフィスにあるような、それよりは家のリビングにあるような、足が見えるテーブルを設置したことです。
これにより、よりリアリティーのある、リビングルームという今までにない、スタジオデザインに統一されました。
窓の外には、六本木の夜景が広がっているという構図が出来上がったのです。
つづく。
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