テレビ美術研究、ブーメランテーブルは何を語る? #2 - テレビ・ラジオCM - 専門家プロファイル

山藤 惠三
有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
東京都
クリエイティブディレクター

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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テレビ美術研究、ブーメランテーブルは何を語る? #2

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メディアと映画、ずっと楽しい関係。 映像メディアの演出術
今年もあと、3ヶ月をきりました、
毎年、時間のたつのは早いね~と思う今日この頃です、
そろそろ「年末の今年の流行語大賞」なんかが気になるのは、職業柄でしょうか?
 
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
 
NHK放送文化研究所が主催する放送×文化を再構築するというシンポジウムの記事です、
テレビの未来系、「多メディア共存時代」というテーマでした。
 
その一つであるワークショップ「テレビ美術研究、ブーメランテーブルは何を語る?」に参加してきました。
 
テレビの黎明期よりのニュース映像がガラッと変わるのは、1980年代になってからです、
 
日本では、画期的なニュース番組、テレビ朝日の「ニュースステーション」が誕生するのです。
 
 
ニュースステーションのコンセプト
 
1 人間くさい
2 NHKにできない、やらない、
3 中学生にもわかる
4 「伝えたい」から「知りたい」
 
1985年~2004年
 
この「キャスターショー型」ニュース番組は、そのスタジオセットも斬新なデザインが施されました。
テーマは、リビングも兼ねた久米宏のオフィス風デザインという、今までにない本物らしさを出した演出です。
 
リビングというコンセプトなので、スタジオの中にはソファーがあり、バーカウンターがある、

そして、ニュースキャスターのテーブルは、なんと、足が見える!!

テーブルに座っているというデザインです。
 
従来のTV番組のニュースは特に、下半分、足が見えないようにフロアーの下までテーブルの側面が降りている、
いわゆるドン付けされているテーブルが、映像の中では暗黙のお約束でしたが、
 
一般のオフィスにあるような、それよりは家のリビングにあるような、足が見えるテーブルを設置したことです。
 
これにより、よりリアリティーのある、リビングルームという今までにない、スタジオデザインに統一されました。
窓の外には、六本木の夜景が広がっているという構図が出来上がったのです。
 
つづく。
 
 
 
 
 
 
 

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