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対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
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日銀がゼロ金利政策を発表して早3日
市場の流れは、どうも日銀の想定通りにはいっていない様子です。
日銀は政策金利の誘導目標を0.1%としていました。
今回は、その誘導目標を0~0.1%に下げたため、
実質的なゼロ金利政策の復活となったわけです。
これにより、新発10年物国債利回りが再び急激に下がり、
日米金利差が拡大していきました。
本来この流れでは、市場は円売りドル買いにシフトしていき、
円安の方向で進むのが通常でしょう。
しかし、アメリカも指をくわえて静観しているはずがありません。
FRB(連邦準備理事会)が政策を打ち出すのは間違いない・・・・・
この見方が、円高の流れを脱出できない1つの要因になっています。
そして
政策金利低下による、私たちの生活への影響もあります。
先ず、メリットとしては住宅ローン金利の引き下げでしょう。
しかし、最近では金融機関が住宅ローンの金利優遇サービスを
再び拡大させていますので、これ以上の金利引き下げが見込めるかどうかは
ちょっと疑問です。
それに、変動金利の指標となる短プラは変わりなく1.475%のままです。
どうも、直ぐに住宅ローン金利の引き下げには結びつきそうにありません。
《参考》宮下のセミナーな日記→「住宅ローン戦国時代に突入か!?」
逆にデメリットとしては、預金金利の低下が考えられます。
現在、普通預金は0.02%、大口の定期預金でさえ0.06%程度です。
これが更に低くなる可能性が出てきたわけです。
日銀の政策は、私たちの生活に大きく関わってきますので、
直接的にも間接的にでも、必ず何かしら影響が出てきます。
セミナーの中でも、この辺について
いろいろお話していこうと思います!
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