@NEXT SenSEマガジン[vol.5]より(バックナンバー)2/3 - 不動産投資・物件管理全般 - 専門家プロファイル

尾野 信輔
株式会社えん 
不動産投資アドバイザー

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変動金利と固定金利
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■変動金利
借入期間中、世の中の金利の動きに合わせて金利が見直されます。

見直される元になるレートは長期プライムレートと短期プライムレートの2種類があり、特徴としては、長期プライムレートは金利設定も低いが変動も激しく、短期プライムレートは若干高い設定ではありますが変動は緩やかと言うところです。
どちらも金利は、半年ごとに見直され、金利が上昇すれば、支払う利息も増えるので、金利上昇リスクをストレートに受ける点で注意が必要です。
また、半年ごとに金利が変更されますが、毎月返済額は、5年間は変わらないことになっています。
また、金利が変動しても毎月返済額が急激に上がらないように、5年ごとの改定時でもその変動幅は従前の返済額の1.25倍までとなっています。
ちなみに、過去の金融市場で、5年ごとの改定時に1.25倍まで上がったケースはありません。

■固定金利
固定金利には、大きく分けて固定期間選択型と、全期間固定型の2種類があります。
固定期間選択型は2年、3年、5年、10年などがあり、その固定金利期間終了後は、その時点の金利で改めて変動金利型や固定金利選択型を選ぶことになっています。
固定金利期間が短いほど金利が低めですが、固定金利期間が終了し、金利が改定した後の返済額は、適用される金利しだいで変わります。

返済額の変動幅については、変動金利型のように上限が設定されていないので、金利が上がればそれだけ即座に毎月返済額も上昇してしまいます。
金利が上昇し続ける状況においては、変動金利よりリスクは高くなります。
全期間固定型は代表的なものとしてはフラット35などがあります。
将来にわたり返済額が変わらず、金利動向に一喜一憂する必要もありません。
しかし、金利設定は高い設定にあり、低金利の昨今においても3.5%を超える設定も珍しくはありません。

■「金利支払いは無駄」というのは、マイホームローンの場合はそのとおりだと思います。
マイホームは資産にはならないので、金利負担もリスクも少ないに越したことはありません。
期間は短く、できるだけ固定金利を選択した方が良いでしょう。

投資物件に関しては、金利支払いは家賃でしていく形ですし、経費にもなります。
金利が上昇し続ける局面においては、景気動向もかわっているはずなので、売却も視野に入れることもできることから、金利の変動がそのまま
リスクになるとは限りません。

 

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