住宅本の使い方 - 戸建てかマンションか - 専門家プロファイル

野城 郁朗
株式会社アスナロデザイン 代表
不動産コンサルタント
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住宅本の使い方

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マンションか戸建か

「家がほしい」と考えた方は、
 住宅選びの書籍に、一度は手を伸ばしたことがあると思います。

 
「失敗しない住宅選び」
「後悔しないための住宅購入」
「これだけは買ってはいけないマンション」
本を読んでみて、どうでしたか? 
ためになりましたか?
最後まで読みきれましたか?

 
冒頭から読み始め、だんだん、飽きてきてしまい、途中で読まなくなる。
こんな感じの方も多いのではないでしょうか?
逆に、最後まで読まれた方は凄いことです。
これは、本の内容が悪いわけでは無いのです。
小説などの本とは違いますからね。
最後の結びが気になるなんてことは先ずありません。

 
このようなハウツウ本は、
私が思うに、興味のある部分だけを、抜粋して読むことでも、
全くいいと考えています。
もちろん、一冊のハウツウ本の情報を全て網羅すれば、
知識量としては増えると思います。

 
しかし、知識は使わないと意味がありません。
本で得た知識を住宅購入に役立てないといけませんよね。
しかし、これが、意外と難しいのです。
家に関する本でも、ガーデニングとかインテリアなら、
本を読み返し、その場で本を利用することができます。

 
家そのものになると、本1冊に対して、家1回の購入ですからね。
そして、住宅は範囲が広い。
ライフスタイル、生活環境、建物、管理、住宅ローン・・・・
家は様々な分野が多岐にまたがっていることもあり、
途中に投げ出してしまうのかもしれませんね。

そして、実感が湧かないし、イメージがしづらいのも現状だと思います。

 
しかし、得た知識を役立てる方法があるんです。
それは、本を一気に読んでしまわないことです。
先ず、興味ある分野(章)から読みます。
そして、その分野で得た知識に基づいて実行してみてください。

 
例えば、住宅ローンの分野であれば、
ご家庭における住宅資金の考え方を本に習ってまとめてみる。
建築の分野であれば、住宅情報のパンフレットやホームページを参考にして、
本に書いてある内容と比べてみる。
興味のある分野から読み始めて、その知識について実行してみる。

 
本を一気に読んで目を通しても、
おそらく、その知識を実行することは少ないと思います。
そして、飽きてしまう。
住まいの本は、全てを網羅する必要は全くありません。
興味のある部分だけ、知識として得ることでよいと思いますよ。
折角、本から得た知識を、役立ててください。
そのためには、知識の実行を!!

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