ある研修専門会社の新人研修紹介セミナーに参加しました。(ちなみにIT企業向けの技術+マインドのバランスが取れた内容で、とっても良い研修ですので、興味があればぜひお問い合わせ下さい。)
いろいろな会社の人事、人材開発、研修担当の方々が集まり、パネルディスカッション(私もパネラーを務めさせて頂きました)や参加者の懇親会などもあり、とても良い情報交換、交流の場になりました。
人事関連の方々が集まる場でいつも思うことで、自分もかつては全く同じだったのですが、皆さん求められる仕事の幅は広く、いろいろな制度や企画、課題解決を考えなければならず、多くの知識、経験、ノウハウが必要にもかかわらず、社内で同じ担当はごく少数か自分だけ、身近な相談先は限られ、情報収集といっても個別にできる範囲には限度があり、やむを得ず自分たちの限られた知識、経験、ノウハウ、情報の中で、試行錯誤と創意工夫を繰り返し、悩みながら仕事をしている、という点が共通していることです。
ですから、このような交流の場ですと皆さんおおむね積極的で「あ、それいいですね」とか「今度うちでも試してみたいんで、詳しく教えて下さい」などというやり取りが、あちこちで聞こえてきます。
そもそも私が独立したのも、こんなに悩み多き人事の人たちを何とかサポートできないか、という思いでした。私自身、人事関連の仕事をされている方たちの交流会を企画できないかと考えたことがあるのですが、実力不足もあって自分の力だけではあまりにも広がりに欠けたため、断念しているような状態です。(実力があるコンサルの方は、自分たちでいろいろなコミュニティを作られていますよね・・・)
今回は主催者の方に「今回みたいな人事の方々の交流は意外に場が少ないので、結構皆さん望んでいる」というようなお話をしたところ、今後も折りを見て継続して頂けることになりました。自分だけではどうにもならないことでしたが、周りを巻き込んでいければ少しは前に進められるものだと改めて思っています。あとは交流できる人たちをいかに増やしていくか、というところです。
もし同じような悩みをお持ちで共感していただける方がいらっしゃれば、ご連絡、ご提案など頂けるとうれしく思います。
このコラムの執筆専門家
- 小笠原 隆夫
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ユニティ・サポート 代表
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。
組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。
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