先日少々書かせて頂いた
貞観政要
諫議大夫であった魏徴(ぎちょう)が亡くなった時に
太宗が言った言葉
人は銅を以て鏡と為し、衣冠を正すべし
吉きを以て鏡と為し、興替を見るべし
人の為す鏡を以て、得失を知るべし
銅を鏡にすれば、人はそれに姿を映して衣服を正すことができる
歴史を鏡にすれば、世の興亡盛衰を知ることができる
人を鏡とすれば、その人を手本として善悪を知ることができる
太宗は常にこの3つの鏡をもって
自らの過ちを防いできた…
その1つの鏡を失い
己の過ちを正してくれる人がいなくなった…と激しく悲しんだといいます
良い経営にも
やはり諫議大夫なる人材が必要ですよね
そのような人材が集まる企業、経営者であること
その直諫を素直に聞き入る姿勢がある経営者であることが
大切なのですよね
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