子供部屋と間取り その2 子供との約束
もともと子供部屋は欧米では「寝室」として使われてきたことをお話しました。「でも、子供部屋を作ってあげたいんです」という、親は結構多いものです。
シリーズ「子供部屋を考える」でもお話しましたが、「子供部屋を作ってあげたい」というのは、自分の子供時代の欲求を反映している場合もありますので、そのあたりはそのシリーズをご覧いただきたいのですが、子供部屋を作る場合は特に部屋の使い方をはっきりと決め、子供と約束する必要が出てきます。
例えば、
「遊ぶ時はリビング、勉強と寝る時は部屋でしようね」
「試験期間だけ部屋で勉強してもいいわよ。それ以外は寝室として使おうね」
「部屋に鍵をかけても良いけど、ノックしたら必ず開けると約束してね。
約束を破ったら、鍵は取り外すからね」
「友達を呼んで遊ぶ時は部屋を使っても良いわよ。でも友達が来ていないときは
一人で部屋で遊ぶのはなしね」
などなど。
そして、約束の大切さと約束を破った時の自己責任について子供に説明をします。
多くの場合が約束の大切さと自己責任について言及していないようですが、「自由を得ることには責任が伴うことと、人との約束はとても重要だ」という社会生活にも伴う重要なエッセンスを教える事にもなります。
この大切さをぜひ夫婦で話し合って、夫婦間でも共有してみてください。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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