- 柿本美樹枝
- MKデサインスタジオ 一級建築士事務所 MKデザインスタジオ一級建築士事務所主宰
- 神奈川県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
施主力をつける!_3 〜実際に建てた方からのアドバイス〜
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こんにちは!暮らしをデザインする建築設計事務所_MKデザインスタジオの柿本美樹枝です。
「施主力をつける!」シリーズの最終回です。
これまで、施主力について、書いて来ました。
今回は、実際に建てた方からの
これからの住まいづくりをされる方へのアドバイスやメッセージをご紹介します。
当事務所では入居後の感想を伺うアンケートやヒアリングを行っています。
そのアンケートから抜粋してお伝えします。
ぜひ、満足のいく住まいづくりのヒントにして下さい。
「細かく打合せが出来たので、大満足の家が建ち良かったです。」
というMさんからのメッセージ。
「遠方なので、メールで思いつくままにいろんな要求をしたお陰で、満足のいく家が出来ました。
でも、その方が思いついた時に言えて良かったのかもしれません。」
そして、アドバイスは
「今の住まいの不満な点、理想、要望をとにかく書き上げる。書く程に設計者のイメージが膨らむと思う。
書くことが苦手なら、写真を切り抜いて集めても良いと思う」
ここでポイントは、
『イメージを伝える』ということですね。
ここが、本当の施主力です。
当事務所では、施主力を引き出すために、設計チェックシート(ヒアリングシート)を用意しています。
それを用いて、アドバイスにあったように、現在の暮らし方や住まいへの不満点から改善点を探り出したり、また暮らしのイメージをお聞きします。
この段階で、依頼者と設計者でイメージが共有出来ないと住まいづくりはうまく行きません。
まずは、イメージの共有です。
Mさんは、実際のお住まいの様子や洋服の好みまで写真で送って下さいました。
(参照写真は敷地と合わせてメールで送られて来た写真です)
イメージを共有しようという潜在的な気持ちがそのような行動に出られたのだと思います。
Mさん以外にも、雑誌の写真に付箋を貼って好みのものを見せて下さる方、実際にいいなと思う建物ものを一緒に見に行く方、
実際に当事務所の設計で建てた住まいのココが良いとおっしゃる方、様々です。
やはり、「こうしたい」「こんな暮らしがしたい」というイメージが大事、そして「伝える力」だと思います。
そして、私たち建築家はそれを「引き出す能力」が求められると思います。
私自身、共有することが出来た施主さまとは楽しく住まいづくりが進められます。
もちろん産みの苦しみも伴いますよ。
それにも増して、学ぶところも沢山あり本当に感謝しています。
施主力に付いては今回を最後にして、
次回は(仮タイトル)住まいづくりにテーマって必要?といった内容で書こうと思います。
今後も住まいづくりのヒントになれば幸いです。
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