- 岸上 昌史
- 株式会社ブレッツァ・アーキテクツ 代表取締役
- 宮城県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
子供の遊び場として意外と重宝するのが、和室です。人数を気にせず友達を呼んで遊んだり、寝転んで本を読んだり。特に赤ちゃんのころは寝かせている間も、一人遊びをさせている間も目が離せないので、例えばキッチンの傍に和室を設けると何かと便利です。
一枚目の写真はまさにキッチンの横に和室を設けた例で、これなら家事をしながらでも、安心して赤ちゃんを遊ばせておくことが出来ます。またキッチンからはこの和室越しに、南側にある公園を眺めることが出来るようになっています。
二枚目は、別の住宅の和室から見た写真です。坪庭を中心に、ダイニングやキッチン、リビングが配置され、各々を見通せる構成になっています。ここも和室は、赤ちゃんの遊び場として計画されました。
もちろんこれらの和室は、居間として活用したり、扉を閉めれば客間にもなります。はっきりとした目的を持たない和室は、生活の巾を拡げてくれます。
(文・写真:ブレッツァ・アーキテクツ/岸上 昌史)
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