子供部屋と間取り その1 部屋は必要か?
今回から新シリーズ、子供部屋と間取りについてです。
家の中での、子供の部屋の位置関係、そして、部屋の要素などについて見ていきましょう。
まず、子供部屋の大きな分かれ道として「部屋にするのか?それとも寝室にするのか?」が挙げられます。シリーズ「子供部屋が子供に及ぼす影響」でもお話しましたが、子供部屋は1970年代くらいに欧米から輸入された家の形態(LDK)がベースになっています。
その当時欧米では、子供部屋は単なる子供の寝室として使われていたのが、日本に輸入された時に、日本人が「この部屋は子供の部屋」と解釈して、間違って取り入れたのが発端です。
そのように考えると、まず、子供の部屋が必要かそれとも寝室が必要か?を選択する必要があります。寝室であれば最低3畳あれば足りますし、部屋だともう少し大きなものが必要でしょう。
まずは、これらの背景を把握しながら、夫婦で子供の部屋が必要かどうかを話し合って見てください。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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