マンションの収納

こんにちは。「女性のためのマンション購入相談サイト・ウーマンズリブ」担当の新沢です。

以前の記事ですが、「週間住宅新聞」住宅ジャーナリスト・櫻井幸雄さんの「先端を読む」に「マンションの収納～増やしすぎは意味がない～」という記事が載っていて、「なるほど!」と思いましたので、今回は収納について考えてみたいと思います。

記事の内容は下記のような内容です。

マンションの収納スペースを増やそうという動きが出たのは、平成に入った頃のこと。
それまでのマンションは専有面積の５％程度をあてることが多かったのに対し、ウォークインクロゼットなどを利用し、１０％や１５％も収納にあてるマンションが出てきた。
ところがこの広い収納スペースを得た人たちが、新しい発見をすることに。
「収納スペースが広いとゴミを溜め込むだけ」
奥のほうは手が届かないため、物置きではなく、ゴミ置きとなってしまうという。
このことに気づいたため、現在の都心部や準都心部で建築されているマンションは、収納率を５平米～８平米程度に抑える傾向が強まっている・・・・

2000年に「捨てる技術」という本がベストセラーになったことと、無縁ではないのでは？？

櫻井さん自身の経験（いわゆるゴミを溜めていた状態）も踏まえた、レポートとなっています。

この文章を読んで、自分にも置き換えて考えてみると、自宅の廊下に奥行きがある収納があり、ここは、掃除機を取り出す以外は、「開かずの扉となっている」ことに気づきました。
しかも、小さい洋室は、ウオークインクロゼットとなっていて、まったく着なくなってしまった洋服もズラ～～っと。
靴も収納スペースが足りないと別に作ってしまい、またしても履かない靴が・・・・

最近お部屋を案内すると、女性の方の「収納スペース」が足りない！という意見も聞かれます。
今あるものを、全て収納しようとすると「足りない！」のだそうです。

７５平米のお部屋の収納率が８平米とすると、収納スペースはだいたい６平米。家族3人だと、一人あたり２平米。
働いている女性なら、少し多くものがあるとしても、４０平米で3.2平米。だいたい畳１枚分がちょうど良い広さとなります。
畳1枚分！！え～～～！！！っと思ってしまいましたが、「開かずの扉」「着ない洋服に履かない靴」を考えると・・・・・
捨てる技術を習得して、無駄のないスッキリ空間で生活する努力が必要かな？と考えさせられます。

みなさんはいかがですか？

お引越しを機に、捨てる技術を習得するのもいいかもしれません。