- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
建物が3階建てになったとき、どんなに断熱をがんばっても上下階では温度差ができてしまいます。
それは、必ず暖かい空気は上昇していくからということもあるのですが、
明るさを取り入れるための窓は、断熱という考えとは反比例しているからということもあります。
つまり、太陽の光を取り入れるということは、熱を取り入れていることなんで、1Fよりも日当たりのよい3Fは、それだけ熱を取り入れていることになります。3Fで取り入れた熱は、下の階には下がりませんので、そんなこんなで温度差が出ちゃうのです。
もちろん断熱をがんばっているということは、壁や屋根からはほとんど熱が伝わってこないようにできるわけですから、普通よりは快適になるんですけどね。