海外生活で一番強く感じたことは、「家庭の大切さ」でした。 - 外国文化 - 専門家プロファイル

飯岡 信之
プロ英語の飯岡塾 
東京都
英語講師

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海外生活で一番強く感じたことは、「家庭の大切さ」でした。

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アメリカに3年、ロシアに6年滞在して得た体験をもとに、日本人と外国人を比較しながら、日本人の特徴を掴んでいきたいと思います。アメリカへ行ったのが28才の時、一歩アメリカに足を踏み入れてみると、そこには今まで見たこともない別世界が広がっていました。ガガーリンが宇宙へ飛び立ち地球を見て「美しい」と言ったように、海外生活を通して、日本という母国を外から客観的に見ることはとても意義あることでした。外から見て初めて、日本、日本人というものが本当の意味で分かると思いますし、日本人の素晴らしい点、逆に短所も知ることになるからです。

 

アメリカで留学生活をする中、ある日、いつものように大学の丸テーブルで食事をしていると、同じテーブルの日本人学生が「ミスターイイオカ イズ ア チピカル ジャパニーズ」と、テーブルの反対側に座るアメリカ人に言っていました。私は自分では、日本人というよりもアメリカ人に近く、どこか日本人ばなれしたところがあると思っていたのに、典型的な日本人だと言われてしまったのです。ふと自分を振り返ってみると、相手の意見 を聞いて賛成でもないのにニコニコ微笑みながら相槌を打ってしまったり、自分の意見を言わないところがあり、確かに典型的な日本人かもしれないと、その時初めて気付いたのでした。

 

海外生活は、始めの3ヶ月くらいは何もかもが物珍しくて、しかも言葉を少しづつ覚えていくことに喜びを感じ、すべてが楽しく感じました。ところが、言葉が少しずつ分かり、アメリカ人が心を開いて、本音を話してくれるようになると、事態は一変します。まず、彼らが必ずしも日本人をよく思っていない、言い換えると、いろいろな批判的なことを日本人に対して思っていることが分かってきます。

 

次に、彼ら自身の中にいろいろな悩みがあることも分かってきます。悩みとは、夫婦関係のこととか、家計のこと、あるいは様々な身体の故障とか病気とかです。今アメリカでは離婚率が50%を超えていると言われています。今や日本や韓国でも離婚率は上昇していますが、しかしそれでも、50%は超えていないと思います。つまり離婚している家庭は全体の一部であり、少数なのです。ところが海外では逆転している国が少なくありません。

 

アメリカとロシアで一番強くショックを受けたのは、やはり家庭が崩壊していることでした。親が離婚するということは、子供たちが片親で育つということですが、子供のうちに受けるべき両親の愛情を受けることができずに、成人し独立して行かなければならないことは、いかに寂しく辛いものでしょうか。私のアメリカ人の友人は、クリスマスになると、母親の住むフロリダと父親の住むロスアンゼルスに行っていました。母親も父親もそれぞれ再婚していて、子どもも生まれていました。このような状況では、両親の元を訪ねても、自分の居場所を見つけるのが難しいのではないでしょうか。この友人のような例は、アメリカでは決して珍しくないのです。

 

ロシアでも、ある男子高校生の家を訪ねたことがありました。お母さんと息子の母子家庭でした。お父さんはどうしたのか聞くと、10年ほど前に交通事故で亡くなったとのことでした。また別の母子家庭を訪ねたこともありました。そこは両親が離婚していて、母親と娘で暮らしていました。ロシアも離婚率は高いと聞きました。正確な統計は分かりませんが、私の知る限りでは、半数近くが母子家庭という印象がロシアにはありました。また、ロシアは日本より10年ぐらい寿命が短いと聞いたことがありました。ロシア人男性の平均寿命は59歳と。確かにそう言われてみると、アル中、事故、病気で亡くなるロシア人男性は多かったですし、60歳位のロシア人女性が70歳いや80歳のお年寄りに見えることもよくありました。

 

寿命が短い理由には、種々の理由があるのでしょうが、その1つに、水質汚染があると思います。水道水には、人体に有害な物質が含まれているのでしょう、年配の女性の多くはスカートをはいているため、ふくらはぎが見えますが、若い女性を除いて、多くの女性のふくらはぎがむくんでいました。もう1つの理由は、厳しい気候です。今年の夏は猛暑で山林火災まで発生したモスクワですが、冬になると、-10℃から-20℃です。シベリア地方は、-30℃から-40℃にまで気温が下がります。3年前の2007年9月10日にモスクワを訪ねた時には、モスクワは7度でした。東京は31度でした。私は行きの飛行機の中で既に風邪を引いてしまいました。毎年だいたい10月中旬に雪が降り始め、4月上旬まで氷が張った状態です。


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