- 小島 美和子
- 有限会社クオリティライフサービス 代表取締役
- 神奈川県
- 研修講師
対象:人材育成
食事指導の現場で、「お菓子を食事代わりにしている」という方をみうけます。
やせ願望が強く、カロリーだけは気にするけれど、食事への意識と知識が低い
方が多いようです。
「お菓子ではエネルギー補給はできても、栄養補給はできない」ということが
現実的に理解できていないようです。
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食事を栄養面からとらえてみると、「エネルギー摂取」と「栄養成分摂取」の
ふたつに整理できます。
活動するエネルギーを得るためのエネルギー摂取と、体調を整えるための、
たんぱく質や脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを補給する
栄養成分摂取です。
カロリー(エネルギー摂取)だけならお菓子でもとることができますが、
栄養成分から考えると、お菓子だけではおもに炭水化物(砂糖中心)と
脂質しかとることができず、その他の栄養成分はほとんどとれません。
このように「お菓子ではエネルギー補給はできても、栄養補給はできない」
ということは、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの不足から、肌荒れ、
便秘、疲れやすい、貧血などの体調不良をまねいたり、脂質や糖質の過剰
摂取による、内臓脂肪の増加、血糖値やコレステロール値の上昇など、
生活習慣病にもつながりやすくなるのです。
お菓子を食べるのをやめよう!というのではなく、食事の妨げにならない
程度、1日200kcal以内を目安におさえましょう。
200kca以上お菓子を食べたうえに通常通り食事をすると、カロリーオーバー
から体脂肪の増加に向かい、そのぶんの食事量を減らすと栄養成分が足りずに
体調不良をまねくことになります。
お菓子を選ぶときは、「栄養成分表示」を確認する習慣をつけましょう。
脂質の多いものほどカロリーは高くなります。
和菓子系のものは比較的低カロリーです。
デザートにお菓子!というときは、カロリーを考え、
栄養バランスのよい食事を選びましょう。
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