- 藤原 純衛
- 誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:転職・就職
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 清水 健太郎
- (キャリアカウンセラー)
退職理由で最も多かったのは
「会社の将来性や方向性への不安」 17.3%
「仕事を通じて成長感を実感できなかったから」(10.4%)
「勤務条件(勤務時間、休日数、勤務地など)への不満」(9.2%)
「賃金への不満」(8.7%)
であることが、リクルートの調査で分かったとのこと。
転職者の3人に1人は“景気の影響”を実感――退職理由の1位は?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/10/news060.html
日々「転職コンサルタント」として転職希望者や企業側人事と接して感じることを少し書いてみます。
これ、いつの調査かと思ったら2008年11月12日から11月26日まで転職が決まった609人(男性65.8%、女性34.2%)の回答とのことなんだけど、これからのわずか3ヶ月で起きた未曾有の出来事(派遣村とか)からしたら「データが古い」気がしますね。
自主退職者と会社都合退職者とが一緒になってるのかな?
会社都合退職でも留まる選択肢もあるので「なぜ会社都合を選んだの?」と聞きます。
「事業部縮小・撤退に伴う人員削減」とか「人員削減が高給年配者から順に行われ自分の順番が来た」とか。
また景気悪化とはいえ自社がその対応をしてこなかったことから「将来性・方向性の違い」を感じるんだろうな。
「職場の人間関係」が6.5%ですか、少ないですね。
ホンネで聞く実感値では自主退職の半分以上の印象ですけどね。
さて企業側で気にする転職理由は?
どのマニュアルにも「退職理由はポジティブに」と書いてあります。
「ニンゲン関係が」「会社の将来性が」と他責的な事情を嫌う傾向にあります。
昨日「置かれた環境の中でどうがんばるか」でお話したのですが、転職理由が「事業撤退・会社倒産」であっても「その環境の中で自分がどういう役割を果たしどう導いてきたか」をアピールする必要があります。
他にも「ネガティブな動機に隠れているポジティブな気持ちに変換し、前向きな気持ちで臨む」ことにより満足度の高い転職が実現できそうです。
ぜひ下記もご参考に。
ネガティブ退職理由→ポジティブ変換
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/01/positive/positive_01.html
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