日経記事;中小,部品の海外調達拡大 円高が収益圧迫 に関する考察 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

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日経記事;中小,部品の海外調達拡大 円高が収益圧迫 に関する考察

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皆様、
こんにちは。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

8月25日付の日経新聞に、『中小、部品の海外調達拡大 円高が収益圧迫』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事について考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『中小の製造業が部品の海外調達を増やす。大企業に比べて海外調達が遅れていたが、円高・ドル安が収益を圧迫しており、低コストの部品購入を増やすことが必要と判断した。調達先には国内並みの厳しい条件を適用して品質を維持しながら、為替変動への抵抗力を高める考えだ。

射出成型用ノズル製造のフィーサ(東京・大田)は、海外の部品調達比率を現在の5%から3年以内に30%まで引き上げる。中長期的な円高を見据えて抵抗力を強める。従来はノズルの温度センサーなどにとどまっていたが、中国やタイの子会社経由で技術力の高い現地メーカーを発掘し、マニホールド(多岐管)など付加価値の高い部品に品目を広げる。

国産品と同等の品質確保が課題となるが「日本と同様の厳しい条件で対応し、現地メーカーを育成していきたい」という。

電熱器メーカーの坂口電熱(東京・千代田)は1~2年で、部品の海外調達比率を現状の1割から2割程度に引き上げる。米国や中国、台湾でガラスや鉄鋼などの製造工程で使うヒーターに組み込む部品の調達を増やす。円高などで、部品によっては国産品の半分以下の価格で仕入れられるという。

品質管理を強化するため調達先に管理担当者を派遣。チェック項目に基づき、工場の設備や生産体制などを調査する。調達した部品の耐久検査を繰り返し、国産品とほぼ同等の性能を持つ部品の製造能力を求めていく方針だ。

作業工具製造のフジ矢(大阪府東大阪市)は、製造するペンチの材料に使う鍛造品の海外調達を増やす。国内工場で作る材料のほとんどは国産品だが、年内に1~2割をベトナム製品に切り替える。現地調達比率が6割のベトナム工場でも比率をさらに高める予定。海外調達比率の引き上げで原材料費を半分以下に抑え、採算性を高める。。。』


現在の円高や、海外企業との競争を考えると中小のセットメーカーが、製造コストを下げる為に、海外部品を購入する事は自然なことです。

この環境下、国内の中小部品メーカーが生き残るために必要な対応は以下の通りと考えます。

・既存部品の製造コストを下げる。材料や製造方法、管理費などを削減する。

・もし上記方法を既に行っていて、これ以上既存部品のコストを下げられない場合、下記の方法が考えられます。

◆“新規成長分野”(例えば、省エネルギー;太陽光発電、電気自動車、スマートフォンを含む電子端末、バイオテクノロジー、医療・福祉、クラウドを含むIT通信、野菜工場を含む農業、など)に関連する製品に使われる部品の開発、商品化を行う。

勿論、自社が得意とする技術が生かせる市場を狙います。
地域的には、国内だけでなく世界に売って行けるものとします。

自社単独で事業化できない場合、他社とアライアンスを組んで行う方法があります。
また、開発資金が不足する場合、国や自冶体が施策化する補助金を活用する事も可能です。

私は、昨日、『政府方針;平成22年度中小企業に30億円上積み特定補助金等の交付の方針について』のタイトルでブログを書きました。
政府は、中小企業技術革新制度における22年度中小企業者等に対する特定補助金等の交付方針を閣議決定し、総額約435億円とするものです。

技術力のある中小企業は、この制度を活用して、新規開発や事業化が可能になります。

国が定める『新規・成長15分野』は、以下の通りです。
詳細は、下記Webサイトをご覧ください。
URL; http://bit.ly/a3alMu


(1)医療・福祉関連 
(2)生活文化関連
(3)情報通信関連 
(4)新製造技術関連 
(5)流通・物流関連
(6)環境関連 
(7)ビジネス支援関連
(8)海洋関連
(9)バイオテクノロジー関連
(10)都市環境整備関連
(11)航空・宇宙(民需)関連
(12)新エネルギー・省エネルギー関連
(13)新材関連
(14)国際化関連
(15)住宅関連

 

上記国の補助金は、『新規・成長15分野』に関連する事業に重点的に配分される可能性が高いです。
私の“新規成長分野”と国の『新規・成長15分野』は、重なる部分が多いです。

中小の部品メーカーの生き残り策として、補助金を活用して新成長分野での新規部品開発・事業化を行う事は有効な方法の一つと考えます。

私は、技術力のある中小企業に対しては、仲間と共に補助金獲得の、採択後の進捗管理支援を行っています。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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