歯をぶつけた際の対処法 - 小児虫歯予防・フッ素塗布 - 専門家プロファイル

倉田歯科医院 院長
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歯をぶつけた際の対処法

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子供の病気

おはようございます。

先週の土曜日の夜は『インプラント研究会』、日曜日の夜は『夜間救急診療』があったので、なんとなく

休んだ気にならない月曜日を迎えています。

これから夏バテする人も増えていくらしいので、気合いを入れて今週も乗り切りたいと思います。



先日、ブログを見ている方から

子供が歯をぶつけた!対処法や気をつけることを教えて欲しい

という相談を受けました。今回はこの話をしましょう。



転んでしまったり、ボールがぶつかったり・・・生活しているとさまざまなトラブルに遭遇することがありますね。
こういった場合、上の前歯に強い衝撃を受けることがあります。当医院にも月に数名、来院されます。
強い衝撃を受けた場合、歯は『破折』もしくは『脱臼』することがあります。


『破折』はその名の通り、歯が欠ける、折れることです。小さく欠けてしまった場合ですとそのまま樹脂で修復するだけで済みますが、大きく欠けた場合はかぶせ物を入れたり、神経の処置が必要となることもあります。


子供の歯の場合、顎の骨がまだ柔らかいため、強い衝撃を受けた場合でも「破折」よりも「脱臼」することが多いです。
「脱臼」は完全に抜けてしまう「完全脱臼」と、歯が揺れる・位置がずれる「亜脱臼」に分けることができます。



「完全脱臼」はその名の通り歯がすっぽり抜けてしまいます。抜けて数日経過してしまうと元に戻すことはできませんが、抜けた直後であれば元に戻すことができる可能性があります。
ただ、この際に気をつけなければならないことは「抜けた歯の保存法」です。
外傷により脱臼してしまった歯、その根の周りにはさまざまな組織が付着しています。歯の根の周りには「歯根膜」と言われる膜が残っています。なんとかきれいにしようと思い、そういった組織まで洗い流してしまう人がいますが、決してそういったことはしないでください!その膜が残っていることで歯は元通りになる可能性があります。

また、抜けてしまった歯をどうやって歯医者に持っていくかですが、乾燥させてしまうとその膜もやられてしまいます。

「お口の中に入れたまま病院に行く」 「牛乳に入れていく」 「コンタクトの保存液に入れていく」

・・・浸透圧の関係により水道水ではなく、こういったものに入れていきましょう。


ということで 『完全脱臼』 した場合は

・汚れていてもあまり洗わない(強く洗ったり、組織を取り除いたりしない)

・口に含むか牛乳に入れ、すぐに受診する

ことが大切です。



完全に歯が抜けず、「歯が揺れる」「歯の位置がずれる」などの症状がある場合は『亜脱臼』と言います。
実際にはこのケースの方が多いですね。
こういった場合、まず最初に行うべき処置は 『歯の固定』 です。ゆれてしまった歯を接着剤やワイヤーで固定します。固定することで周囲の炎症も緩和して回復に向かいます。

また、周囲を清潔にしていくことも重要です。うがい薬を使いながら、柔らかめの歯ブラシでこまめに磨くことが大切です。歯の神経が炎症を起こすこともあるので、極端に熱いもの、冷たいものを避け、その周囲を使わないように注意する必要があります。

数週間で固定を外すことができるほどに回復しますが、強い衝撃を受けた場合、歯の神経が死んでしまう可能性があるため、定期的に検診をうけることが必要です。


ということで『亜脱臼』した場合は

・早めに受診し、整復・固定してもらう

・強い刺激を避けると共に、患部を清潔に保つ


ことが大切です。


直後の対応一つでその歯の寿命が決まります。こういったこと、覚えておくといいですね。

 

千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック:http://www.geocities.jp/mutsumidental/

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倉田歯科医院 院長

長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート

虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。

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