イメージしていたのは”京都の町家” - 住宅イメージ - 専門家プロファイル

常木 清行
有限会社常木工務店 代表取締役
静岡県
工務店

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対象:住宅設計・構造

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イメージしていたのは”京都の町家”

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施主さんとのリラックス談義

こんにちは。親方・常木です。

●施主さん訪問(その3)

南北に3階建ての家に囲まれた西向きの間口6mの土地に、Yさん邸を建てさせていただきました。お茶を飲みながらのYさんとのおうち談義をご紹介します。

(親方)Yさんには、京都の町家というのがイメージにあって、土間を通って玄関。和風だけれどモダンというようにしたいというお話しがありました。実際にお住まいになってみて、イメージ通りでしたか。

(Yさん)はい。完璧にイメージ通りです。車庫、格子戸、空間があって、玄関、さらに土間があって靴を脱ぐ。そういう”距離”が欲しかったです。

(親方)そうですね。約10mくらいの空間がありますね。アプローチが長いというのが特徴的になっていますね。

(Yさん)うちにお見えになった方も印象的みたいですね。ちょっと日本料理店風・・・とも言われちゃいますが(笑)玄関って家の印象を決めるんだろうな・・・というのは思っていましたけれど、実感してます。人が出入りする時の会話の空間でもあるし、家の中と外でスイッチが切り替わる空間でもあります。そして、子ども達にとっては、安全に遊べる空間でもある。狭いですが、この空間にはいろんな意味があるように思います。

(親方)あとは、1Fの事務所と、住居の分離という意味もあります。

(Yさん)そうですね。もし事務所がなくても、こういう造りはアリだと思います。
(親方)実は、玄関までのアプローチが長ければ、その間に段を作っていくので、階段やスロープがいらないんですね。(Yさん)え?そうなんですか?うちって、結構玄関までに上がってきているんですか?

(親方)ええ。上がっています。道路から玄関が近い場合は、階段だったりスロープにしますが、Yさんの家の場合は、格子戸や玄関などで徐々に高くなっています。

(Yさん)そうだったんですか。あと、玄関にお客さんが入ってくると「木のいい香りがする」と必ずおっしゃいますね。1年近くたった今でも。

(親方)一番に香るのが格子戸や玄関の戸に使っているヒバです。

(Yさん)それと、格子戸や玄関ドアも珍しがられます。

(親方)Yさんと、私と、建具屋さんでデザインしましたよね。サッシでなくて、木のドアというのは珍しくなってきているかもしれません。鍵もピッキング防止のものになっていますし、防犯上の問題もありません。

(Yさん)それと、格子戸があると、そこから人は入って来ないです。侵入の抑止になっているなと思います。

(親方)1階は、かなり涼しいんじゃないですか。

(Yさん)そうなんです。意外に東から風ビュービュー入るんですよ。頑張っていただいて小さい窓をつけていただいて良かったです。あと、1階の窓には格子やシャッターをつけていただきました。あれも安心です。

 

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