可視光線(人間の目が感じることのできる光)は電磁波の一部で、
波長は380nm(ナノメートル)〜780nmまでです。
その中でも目の感度は波長によって異なります。
同じエネルギーの光でも、黄色や緑の光は明るく感じるのですが、
赤や青の光は暗く感じるのです。
最も明るく感じるのは555nmの黄緑色で、それより波長が遠ざかる
(長くなったり、短くなったり)につれて、暗く感じるようになります。
波長が555nmの場合に感じる光の明るさ感を1とした場合に、
同じエネルギーで、他の波長の場合に感じる明るさ感の比率(相対値)を
比視感度(分光視感効率)といいます。
黄緑色が最も明るく見えているというのはちょっと意外ですね。