- 清水 康弘
- 株式会社参創ハウテック 代表取締役社長
- 工務店
対象:新築工事・施工
新聞に「偽装表示に課徴金、政府が12年目途に法制化」という記事が出ていました。
現行の景品表示法をもっと厳格にして、偽装表示をおこなった企業から利益を没収する内容のようです。
悪徳業者を取締る法律のはずが、米国のように乱訴社会にならないか少々不安を抱く話です。
昔の日本人は今よりも懐の広さがあり、自己責任の世の中でしたが、最近は権利ばかりが注目されて、バランスの崩れた世の中になってきました。
法律は秩序や道徳を守る道具ですから、まずはこの道具を使う前に間違いを正し、話し合いやお互いに理解することで、解決できることはするべきだと考えています。
消費者保護は大変良いことですが、社会形成の意味から自己責任も忘れてはいけません。
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