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取扱い注意!会社と社員の命運を左右するオフィス環境とは(1)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

産業医として様々な企業の職場に関わっていると、糖尿病、高血圧、脂質異常症、痛風などといったいわゆるメタボリック症候群や、各種のがん、ぜんそくなどのアレルギー疾患、それにうつ病などの心の病が急増しているのに驚かされます。またそのような明らかな病気がなくとも、冷え性や自律神経失調、慢性の疲労感、不眠、イライラ感などといった様々な体調不良に悩まされる方が後を絶ちません。

 

このような病気にかかる社員や体調不良を訴える社員が増えてくると社内の士気が低下し、また休職率や離職率が増加し、休業補償や新たな採用のための各種コストがかさむなど企業経営を圧迫します。さらに社員が相次いで死亡したり自殺したようなケースでは、遺族による訴訟や賠償金支払いなどのリスクがかかり、また取り引き先や顧客からの信頼の喪失や企業イメージの失墜、組織の瓦解といった最悪のシナリオも考えられるのです。

 

従って企業が経営を安定させて成長するためには、社員の心身にわたる健康を積極的に増進させ、社員のパフォーマンスを向上させなければなりません。社員個人の健康は元来それぞれの社員が自己責任のもとで管理すべきものであり、企業が責任を負うものではありません。しかしながら社員が一日の半分あるいは大半を過ごしている現実のもとでは、企業が社員の健康に対して少なくとも何割かは負担と責任を強いられるというのが世の中の流れです。

 

それでは上記のような各種疾患や体調不良の社員が増加している原因や背景としては、どのようなものがあるのでしょうか。よく指摘されているのが生活習慣の乱れです。現代の飽食傾向やグルメ志向、運動不足などによってカロリーオーバーや栄養バランスの乱れを招き、糖尿病などのメタボリック症候群を始めとした各種の生活習慣病にかかりやすくなります。食生活の乱れはメタボだけでなく、がんやアレルギー疾患、さらにはうつ病などの引き金にもなるのです。

 

確かに食生活などの生活習慣は病気の発症に大きく影響し、それを改善させることは基本的に重要なことです。例えば食べ過ぎを止めれば肥満や糖尿病は予防可能です。しかしながら生活習慣が乱れる何らかの背景がある場合、それを取り除かなければやがて生活習慣の乱れが「再発」し、病気も再発もしくは増悪してしまいます。例えば何らかの大きなストレスが要因となって食べ過ぎてしまう場合、ストレスそのものを軽減しなければ食べ過ぎも収まらない可能性があります。

 

各種のストレスが増えているのも原因の一つですが、どのようなストレスが増えているのでしょうか。よく指摘されるのが「過重労働」です。近年の不況やリストラ、成果主義の導入によって社員の労働時間は長くなる傾向があり、夜10時や11時に帰宅する、などといったケースは珍しくありません。それほど長い時間働き休む時間が短いと、睡眠不足や慢性疲労、上述のメタボなどにかかる人が増えていきます。

 

また職場内の「人間関係」が悪化しているのがストレスとなるケースも増えており、それによるうつ病など心の病の発症率が増加しています。その典型はコミュニケーション不足で、IT関係を始めとした事務系の職場に目立ちます。社員同士の情報交換の大半をメールやウェブ上で済ませ、互いに顔を合わせて話す機会が極端に少ないために、精神的なバランスを失って心の病を発症してしまうのです・・(続く)

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