自律神経には、やる気・元気・集中力などの活動しているときに働く交感神経と
休息・睡眠・食事のときに働く副交感神経とがあります。この2つは、シーソーの
ようにどちらかが高まるともう一方は低くなります。このため健康を保つにはバランスが
取れていることが大切です。仕事がいつも忙しいとか、心配事を抱えていると
ストレス過多となり交感神経の緊張状態が続きます。その結果、不眠や疲れが
取れにくくなります。
このような状態のとき、膝から下の足のツボと肘から下の手のツボに
痛くないやさしい鍼治療を行いますと、副交感神経が高まり体がリラックスします。
痛い鍼では、むしろ交感神経を刺激してしまうので、あくまでも「やさしい鍼」
が重要です。不眠のために「昨晩はほとんど眠られなかった。」という患者さんが
鍼治療の間スヤスヤとお眠りになることは、よくあることです。
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