奥行きのある家は風圧力で壁量が決まります。 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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奥行きのある家は風圧力で壁量が決まります。

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●建物の安全性を求めて ☆より安全に住まうために
台風時の報道で「家の中に居ても、風で家が揺れるのが判る・・・・」と云う言葉を良く耳にします。
これは決して大袈裟な話しではありません。地震も恐ろしいですが、台風の風圧力も非常に恐ろしいものです。
最近は木造二階建てでも応力度計算の依頼が増えています。その時、奥行きの長い家ですと、側面から受ける風圧力が過大になり、往々にして地震力を上回る結果になります。

日本の建築基準法は、安全とする根拠を過去の大災害で受けた、力の大きさを元にしています。すなわち地震については関東大震災。台風で云えば伊勢湾台風が根拠になっています。
「この家は関東大震災に耐えられる様に設計されています。」と云うコメントを良く聞きますが、これは建築基準法を守っていますと云っているのに他なりません。当たり前の事を云っているのです。

幸いにして、最近は大きな台風に遭遇していません。しかし昭和20年〜30年代は巨大台風が頻発していました。
最近、被害がそれ程出ていないのは、建物が丈夫になったからではありません。以前の様な猛烈な台風が来ていないだけです。

家を建てる時は台風時も想定しておきましょう。

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建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。

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