まじめな食の話 - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

石井 千秋
有限会社フード企画・141 代表取締役
営業コンサルタント

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閲覧数順 2024年09月26日更新

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先日、久しぶりに、食に関して、感動的、共感共鳴できる方と会うことができました。
その方は、現在横浜地区に、「青蓮」という中国料理店を20店舗展開する社長さんです。
氏は、大学卒業後、製薬会社に営業マンとして勤務した後、本当に身体にいいもの、命を育むための食を見直したいと、料理店を始めたようです。

ですから、同店では、中国料理に多用されがちな化学調味料が不使用なのです。油もオリーブオイルを使用。中国料理の醍醐味と言われる油通しもしないという。油通しの技術に問題があるのではなく、使ってる油に問題があるといいます。油はどうしても酸化しやすいもの、そんな油を使っては、決して身体にいいはずはないと言います。添加物を含め、その時はよくても、蓄積されていく内に、必ずや身体に悪影響があるはずだと。

推測するに、化学の世界に通じ、製薬会社でその現場や裏側を知ってるからこそ、実感したことなのだろうと。だからこそ、説得力があります。
とはいっても、味気なく中国料理としての完成度が低くては、お店として存在できない。そこで、試行錯誤した結果、「素材にこだわり、素材の旨みをどうやって引き出すか!」に工夫を凝らしたようです。しかも、高級志向ではなく、大衆的な価格で提供したいと。素材の優しい美味しい味わいを感じるメニューを創出したいと。

その信念と情熱には敬服します。

結果、今では年商70億を達成、着実に店舗を展開してるようです。

私も同じような経験というか、感じるところがあります。規模も違い、やってることも違いますが。

今まで、外食企業や食品メーカーのメニュー開発、商品開発の仕事に20年以上携わってきました。そして、深く関われば関わる程、添加物の問題は避けては通れないのです。添加物が悪か否かの問題ではないのです。その恩恵やメリットもあろうかと思います。ただ、少なくとも、できるなら摂取しない方がいいと。なぜなら、自然なものではないからです。

だから、私は調味料や油にはこだわるのです。真っ当な真面目な食材、食品を口にしたいから。
そして、いきつくところ、目は素材に向けられます。ここ数年前から始めた畑仕事、今年から始めたベランダ菜園はその一環でもあるのです。

この想いについては、また随時掲載していきます。

さて、その同氏か近々、さらに進化させた中国料理店、新しいスタイル、発想の店を東京、神田にオープンするようです。
それも、ますます楽しみです。ぜひ、同氏の考える中国料理店が広まることを願うばかりです。

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