家は、「普段の生活を考えて計画をする」こと。
もちろん、住宅設計に係ってからは、
「これが大切」ということは感じていましたよ。
今回は私事を絡めたお話です。
しかし、正直、実感がなかった・・・・
8年前くらいまで、勤めている時は、
恥ずかしながら、家のことは全くしませんでしたからね。
だから、わかっていても、実感が湧かない。
それが、独立してからは、家にいる時間も増え、
料理を作ったり、掃除をしたりと、何となく家事を手伝っています。
やはり、実際にやってみると、使い勝手を実感しますね。
「キッチンはこういう配置だと使いやすい」
「洗面室はこのぐらいの広さがいる」
「トイレの換気扇も掃除し易い場所に」などなど
家は造り手側の基準だけでは成り立ちません。
住まい手側が毎日の生活があって、成立します。
毎日、暮らす場所である、家の使い勝手が悪い。
これは「家の不満」を感じる大きな要因です。
普段の生活を意識し、それを提案し、
そして、お客様の暮らし方を引き出す。
デザインを優先した間取りでは偏った家ができてしまいます。
100%満足いく家はありませんが、
様々な角度で、家は計画しないといけません。
つくづく、「家は難しい」と感じます。
住まい手が、いつまでも、愛着もって、喜んでくれる家
このような家を、いつまでも、私は提供していきたいと思っています。
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