- 清水 圭一
- 日本クラウドコンピューティング株式会社
- 東京都
- IT経営コンサルタント
対象:PCサポート・IT環境
皆さん、こんにちは。
日本クラウドコンピューティング株式会社の新井です。
さて、今日は、Office系クラウドサービスの続編 です。
前回は、Office系クラウドサービスのデメリットについて説明しましたが、今日はメリットについてお話していきたいと思います。
一番のメリットは、「とにかく安い」ということになります。
マイクロソフトオフィスも、1ユーザーあたりのライセン ス費用は、購入方法にもよりますが、2-4万円近くします。それが、月額数百円から無料で使えるので、これだけでも、Office系クラウドサービスは、 落とし穴さえ気をつければ、利用する価値があります。
では、その落とし穴とは、何でしょうか?
それは、月額数百円という コストです。数百円と聞くと、非常に安く聞こえますが、これは、高額なものでも分割払いにすることによって、安く感じるのと同じことなのです。
仮 にマイクロソフトOfficeのライセンスを30,000円で購入して、5年間利用しているユーザーがいるとします。
すると、このユー ザーが支払う月額あたりのライセンス料金は500円ということになります。
しかし、Office系クラウドサービスの利用料金が月額 900円だったらどうでしょうか?
その場合、5年間のトータルコストでは、倍近いライセンス料金を支払うことになるのです。
これは、Office系のクラウドサービスに限ったことではなく、現在、脚光を浴びているクラウドコンピューティング関連サービスにも、あてはまるものがあ ります。
ストレージやCPUの時間貸し、会計などのアプリケーションサービスなどのクラウドサービスが、実は、自社で購入したほうが安い というケースは多くあるのです。
ですので、先ほど、お話したような利用期間を含めたトータルコストで、クラウドコンピューティングのサー ビスへの投資対効果を検討する必要があります。
ちょっと、マイナスなことをお話してしまいましたが、Office系のクラウドサービス も、大部分のユーザーにとっては、コスト的には安いことは事実です。
また、従業員が減ってしまったり、もしくは、もっと、他の安くて良い サービスが出てきた時に乗り換えることを考えても、何万円もするソフトウェアライセンスを購入するよりも、月額単位で利用料金を支払うほうが、経営的にも 財務的にも有利なことは確かです。
しかも、Office系のクラウドサービスは、利用料無料という選択肢もありますので、上手く自社環境 は、どの方法が、トータル的に有利なのかを良く検討して、利用していってください。
当社でも、Office系クラウドサービスの 検討支援コンサルティングの依頼が増えております。適切な導入に自信のない場合は、是非とも当社にご相談ください。
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