浮気症の治療法、改善方法 - 浮気問題・不倫トラブル - 専門家プロファイル

阿妻 靖史
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閲覧数順 2016年12月07日更新

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浮気症の治療法、改善方法

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浮気症(浮気性)は治らない。
これは、よく言われることです。

しかし、本人が自覚していて、治療の意志があれば、私は改善できると考えています。

まだ相談数自体が少ないですが、既に明らかに改善したり効果が出たケースがあります。

 

※このコラムは、浮気症を持っているご本人向けに書いています。

浮気症の治療で、空回りしがちな行動

まず、空回りするパターンを始めに書いておきます。
・浮気しないように誓約書を書く
・浮気しないように我慢をする
・今の相手と一緒にいることを大前提にする

誓約書を書いたり、意志の力で何とかしようと、我慢したりという方針は、1~2か月。意志の力が特に強い人であっても半年が限界でしょう。ご飯を食べないように意志の力で我慢していても、飢餓感が襲ってきたら手当たり次第食べてしまう。生命を維持するために必要な衝動です。
浮気の衝動も、今は間違った形で現れてしまっていますが、元々生命を維持し、命をつなぐために備わった欲求ですから、意志の力で永久に抑えられるものでは ありません。

もうひとつ、とても大事な要素があります。あなたが浮気をしたくなるとき、実はあなたのパートナーにも問題があるのです(だからといって浮気をして いいという意味ではありません)。その理由は後述しますが、まず知っておいてほしいことは、もしあなたが浮気をしたくなるとしたら、今の相手はあなたのベ ストパートナーではないかもしれないということです(ベストパートナーであっても、心の成長の段階によっては浮気したくなりがちなときもあります)。
だから、今の相手と未来永劫一緒にいることを大前提にしてしまうと、そのこと自体が浮気性の治療に悪影響を与えることがあるのです。もし二人が成長してみて、合わない相手だったと分かったら、別れる。最後は、そういう覚悟が必要です。

 

浮気症という症状には目的がある

私は、症状には目的があると考えます。症状を擬人化した言い方なので、分かりにくいと思う場合は「心の叫び、心の内にある満たされない想いが、浮気 という症状として表面化している」と捉えても構いません。上記の空回りしがちな行動は、浮気という症状だけに目を向けて、その下にある「心の叫び」に何も 目を向けていないことが問題なのです。

浮気症はある種の依存症です。回避依存症と いう症状名がついています。正式な病名ではなく、便宜的につけられているものではありますが。アルコール依存症に「dry drunk」(呑まないアル中)という表現があるのをご存知でしょうか。アルコールは断ったけれど、心の問題は解決しておらず、別のものに依存しやすい状態になっている人のことです。
浮気症も、浮気をやめただけでは「dry drunk」と同じで、本当の解決に至っていないのです。

では、浮気という症状を通じて、心の叫びは何を表現しようとしているのでしょうか。浮気という症状の目的は何でしょうか。

男性の場合、母親から見捨てられるかもしれないという不安が、大人になった今でも解決していないことが根本原因の場合が多いようです。母親に包まれて、何の心配もなく、安心して過ごした幼少期の経験が足りないまま大人になった場合、恋愛関係に「お母さんからもらえなかったもの」を求めてしまいます。

心の最も内側の部分に、永久に癒されない寂しさのようなものがあり、どんなにフタをしても、我慢しても、生活や仕事でストレスを感じて来ると、フタしきれなくなってしまうわけです。

女性の場合、それに加えて「復讐」の目的を持っている場合があります。復讐というと怖い言葉ですが、心理学的には「反発心」「対抗心」「怒り」「心の中の闘い」と同義だと思って構いません。たとえば、父親が浮気症で、母親が苦しんでいた。結果として男性全般に対する「怒り」「不信」を持ってしまっていて「男なんて大切に扱う価値はない」と心のどこかで思っていたり実際に行動に出ている、というようなケースが「復讐」にあたります。

男性で女性に「復讐」をしている人は、母親に対する怒りや恨みが動機の場合が多いようです。「暴力」「暴言」「避妊しない」「わざと別の女性の存在を明かして傷つける」など、行動が攻撃的で分かりやすいので、あえて解説しません。

 

浮気症の治療方針

症状の目的が「心の内に抑圧された寂しさを癒すこと」「父親(母親)に対する怒りを癒すこと」ですので、その目的を(浮気という害のある形ではなく)安全な形で果たすように導くことがセラピストの務めです。

大人の自分がどんなに寂しさを感じないような経験をしても(たとえば浮気症の男性が大勢の女性に囲まれて生きていても)、癒されたいのは子ども時代に感じた寂しさ、不安なので、つかの間安心したとしても、根本的には解決しないのです。

子どもの頃の精神状態に戻って、その状態で寂しさを感じ、その寂しさを癒します。催眠系のワークが有効な場合が多いです。私の場合、家族彫刻を描いてもらい、ゆるしのワークで当時の感情を解放するという方針をとる場合が多いです。私は、潜在意識を変化させる専門知識なしで浮気症を解決するのは極めて困難 であると考えています(これが、一般の人が「浮気症は治らない」と考える理由です)。

復讐の動機が強い場合は、ずっとフタしてきた怒りを癒す必要がありますが、その抑圧された怒りが、子ども時代から長年癒されなかった原因は大抵、罪悪感です。ですので、結局は同様にゆるしのワークを行います。罪悪感のフタが取れれば、怒りも寂しさも癒されていくことが多いです。
(子ども時代に、日常的に虐待を受けていた、などの、極めて深刻な経験をしている場合は、怒り・罪悪感に加えて恐怖も癒す必要がありますし、この世界は 「まあまあ安全な場所だ」ということを潜在意識に教えていく必要があります。それは、さらに専門的な関わりが必要になります)

 

以下の項目は、元のコラムをご参照下さい。

浮気男のパートナーに求められること

浮気男のパートナーに求められること その2 (浮気症の本人が反省していない場合)

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