東京物語 - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家
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東京物語

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数日前にスタッフと「東京物語」の話になったが、僕も見ていないので、見てみた。

演技しているのか、そうでないのかわからない笠智衆が好きではないので、
主演している点で遠慮していたという感じ。

ローアングルで撮るとも聞いていたが、
和室のシーンだけでなく、ほとんど腰から下でカメラがセットされている効果を確認できた。

当時の言葉遣いの丁寧さにも感心する。
テーマに家族というものがあるとはいえ、親子間の言葉遣い、東京以外の地方の言葉の丁寧さに感心した。

劇中に「戦争はいやだな」という台詞があるのだけど、
作られたのが昭和28年、急激に都市化されて、
戦後8年程度で家族の関係が変化していることがテーマになっていると言うことに少し驚く。
「もはや戦後ではない」と経済白書に記されたのが昭和31年だから、
高度経済成長の影響を敏感に感じていたことになる。

子供の頃よくテレビで見かけた、
山村聰、東野英次郎、香川京子、大坂志郎の若い頃を見られたのも嬉しい。
原節子は特別な存在と言うことも改めて感じた。
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