単純開口率 :居室の開口部面積の合計/居室の床面積の合計X100で表されます。一概に開口率が高い程、明るい家と云えます。
方位別開口比:居室の全開口面積を居室の各方位の開口面積で除した比で表さます。これも一概にですが南の開口比が高い程明るい窓と云えます。
ここで注意が必要なのは、窓の形状について、測り方や解釈の仕方の細かい取り決めはあるのですが、建築基準法の様に、窓の位置から境界までの空き寸法についての規定がありません。窓の寸前に隣家の壁があっても有効な窓として扱います。ですから開口率や開口比が高いからと云って、最低○○ルックス以上の照度が確保されている、と云う訳ではありません。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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