風車について - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家
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風車について

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神栖市に勤める高校の同級生と会い、最近の町を案内してもらったことがある。

彼は風車を初めて町に導入した経緯もあり、主に風車を見せてもらった。
今では銚子、旭、波崎、神栖、鹿島は風力発電が名物となっているが、
最初の数台はランドマークとしてもみんなに歓迎されていたが、
どんどん増えてくると、迷惑施設になってしまった。

音の問題、電磁波がでているとか、景観も壊しているとか・・。
確かにいろんなメーカーの風車は良い形のもあるし、悪いのもある。
動かずに止まっているのも何台もあって、無用の長物だし、
風の良い場所と立地の経済性で立てやすいところに立ててしまった地域は、確かに無惨な光景。

唯一、名所と言えるのは神栖市の海岸沿いにきれいに並べて立てたところ。
読売新聞の平成百景にも選ばれるかもしれないくらいの景観をつくり出している。

実は僕も卒業設計ではこの地域に風車を重要なアイテムとして集落の設計をしたし、
SDレビューで賞をいただいた旭の海上町の「海上ばなな」という公園の計画でも、
風の可視化やランドマークとして風車をふんだんに用いた計画をしてきた。

ずっとこの町には風車はあうと思っていたけど、
現実には風車の配置一つで、景観に雲泥の差が生まれてしまうという話。
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