マイクロソフトカップ決勝観戦記 - コラム - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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マイクロソフトカップ決勝観戦記

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マイクロソフトカップ決勝観戦記


環の小坂です。

秩父宮ラグビー場にトップリーグ・マイクロソフトカップ・ファイナルを観戦してきました。

リーグ1位の東芝ブレイブルーパス VS リーグ2位の三洋電機ワイルドナイツの対戦。
リーグ最終戦でも対戦し、その際はそれまで全勝だったワイルドナイツ
に対してブレイブルーパスが圧勝し、リーグ戦1位としています。

トップリーグ発足後の印象では
・(昨年を除いて)勝負強く優勝を何度もしている東芝
・(昔からですが)勝負どころで泣く三洋電機
という印象です。

さて、出場メンバーについて。
クリスチャン・ロアマヌ(東芝)選手が
検査で大麻陽性が出て出場停止になっています。
トライ王を書くと同時に、ここ数ヶ月で二つ目の不祥事で
(最初の不祥事で監督が謹慎になっています。)
もし陽性結果が確定すれば、日本選手権への出場も辞退するということで、
東芝にとって今期最終戦になる可能性がある試合。

それに対して三洋電機はSOのトニー・ブラウンが戦列復帰。
主将の榎本がベンチスタートとなるベストメンバーで挑みます。

観客席もぎっしりで、自由席はゴール裏を除いてぎっしり、
一部指定席に空席がありましたが、
公式発表によると観客数は17082人。
ほぼ満員です。

前半は風上の東芝が押す。

前半は風上にたった東芝が押します。
風が強いので、キックが流れるシーンが多く見られ、
キッカーも受ける側も苦労していたようです。

ただ、東芝のデイビッド・ヒルのキックはさすがで、
負傷帰りのトニー・ブラウンが精彩を欠いたのと比べると
東芝が有利な戦いをしていました。

先制したのは三洋が入江のPGでしましたが、
三洋のミスを上手くついた東芝が二つのトライを奪い、
前半は12-6と東芝リードで終了。

応援は三洋電機の声が目立ちました。
前回もその印象はありましたが、東芝はトライやボールを奪った際の歓声
ぐらいで、組織だった応援を控えていたのかなとも感じます。

後半はお互い決め手を欠く

後半開始から三洋は3名を入れ替え。
ブラウンもここで下がり、主将の榎本が投入されます。

今度は風上にたった三洋が攻めますが、なかなかトライが遠い。
前半からラインアウトが安定せず、(後半は東芝も風で苦労していましたが)
FW戦でも押されることがしばしばあります。

このまま試合終了かと思った後半35分ぐらいから、
東芝がスクラムで押し捲ります。
そしてゴールポストにスクラムがぶつかりトライが決まったかにも見えましたが、
ビデオ判定の結果、ランディングしていないということでノートライ。
そこからのスクラム再開で一度は三洋がボールを奪ったかに見えましたが、
落としてしまい、そこから東芝・廣瀬がこの試合二つ目のトライ。
これもビデオ判定でしたが、トライが認められます。
そもそもこの段階で後半40分のサイレンはなっていて、
東芝の優勝が決まっていたため、東芝の選手はトライの前に感激の様子。
トライが決まっているいないに関係なく、抱き合って喜ぶ姿も見受けられました。

試合後

東芝の監督インタビュー・表彰と移りましたが、
不祥事が続いた中でどのように今後していくかに監督代行も頭がいっぱいのようで、
クラブスポーツのあり方が問われるシーズンの締めくくりとなっています。

三洋電機はベストメンバーが揃ったもののブラウンはまだ本調子ではなく、
北川にボールは集まらず、らしくない戦いでした。
それに対して東芝はヒルのパスさばき・キックはさすがで、
廣瀬等BKの突破も見事で、
この試合にベストの力を発揮した東芝が順当に勝ったなという試合です。

日本選手権も順当にいけば、この2チームが決勝で再戦するということになりますが
(昨年は三洋電機とサントリーが2回ぶつかりました)
東芝が出場辞退となると三洋電機のリベンジのチャンスは来期に持ち越しとなります。

トーナメントに強いNECとサンヨーがいますが、
三洋電機には日本選手権では優勝して欲しいですね。