なれない方は面倒でも全ての説明をしっかりと自分が納得するまで受けましょう。最近筆者は、土地と道路の間に幅10cm程の他人地が入っている土地に遭遇しました。現場を見ただけでは、そんな土地が存在するなんて、知る由もありません。公図を見て初めてその存在が確認されたのです。ご存知の様に道路に面していない土地は建物が建てられません。
たまにこんな事もありますから、全ての内容を暗記出来るくらい読み込んでも無駄では有りません。
最終取引は、銀行ローンが実行されて手元にお金が入ったとき、登記簿謄本を売主の名義から買主の名義へと書き換える作業が主な内容で、契約時程煩雑ではありません。場所は銀行で行われるのが多い様です。実行されたお金をそのまま売主に渡し、売主はそのままそこの銀行から自分の銀行へ振り込むのです。
取引時、司法書士が立会い、売主から引渡し証や印鑑証明等を譲り受け、買主の名義となる様作業を行います。名義変更まで7〜10日程要するようです。
名義変更が出来上がると、司法書士は買主の名義になった登記簿謄本と権利書を持って来てくれます。これで晴れて買主の不動産となったわけです。
蛇足ですが、権利書は飾りみたいなもので、権利書事態に権利を有する根拠もなにもありません。私は以前売却した土地の権利書をまだ持っています。
別に悪用はしません、まあ記念品みたいなものです。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
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