お金について真剣に考える。
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2007-12-11 00:35
欧米では小学6年や中学1年レベルで、お金の基本を学校の授業で教わるそうです。
しかし、日本ではそのような授業を受けたことがある方は、ほとんどいないものと思われます。
又、学問としてちゃんと勉強しようとすると、大学で経済学部などへ進学しない限り、まずその機会すらないものと思われます。
その状況で、欧米並みなことをやろうとしても無理に決まってます。
株式の考え方でもよくわかります。
欧米の考え方は、株式投資の中から経済を学ぶ姿勢があります。投資家と経営者の関係です。
日本で株式はギャンブルであり、マネーゲームとさえ言われてしまっています。
ゲームで経済を動かしてしまう論理です。
そんな日本人に、最近マネーについて真剣に考える動きがでてきました。
ファイナンシャルプランナー(FP)を考える動きです。
未だにただの保険代理店だとか、節約のプロだとか言っている諸兄もおります。
私たちFPがもっとお金についての正しい知識を普及させ、ライフプランの重要性を語ることで浸透できるものと考えます。
将来の必要な資金を、早い段階より労働の対価の中から捻出する努力をさせ、それで不足する部分を資産運用でカバーする。さらに不要な部分を節約などで補えば完璧です。
私たちFPもそうですが、一般の生活者に自分自身のライフプランを真剣に考えるまではできますが、それを実行できる状態にまでプランニングするのはなかなか難しいもの。
やはり第三者の目が重要なのです。自分自身には必ず甘えがでるので、成功不可能な形となってしまうのです。
ローンを組むときにどんなに自分で返済できると考えても、第三者がダメだと言ったら借金できないのと同じ理屈です。
FPをもっと積極的に利用してもらい、自分自身を少しでもハイレベルな生活に近づけるようにしてもらえれば、私はたいへんうれしく思います。