ストックとフロー
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2007-11-14 01:38
例えば現金500万円が手許にあったとして、それが100万円増えて、600万円になったらどんなにうれしいかと考えたりすると思います。
たしかにその通りですが、もう一つこのような考えはどうですか?
手許の500万円あったけど、それを使う変わりに毎月50万円もらえるというのはどうでしょうか?
結果として年間600万円ですから100万円増えました。
しかし、600万円という現金を手にすることはありません。
何が言いたいかというと、私たちはお金を支出するとき、例えばマンション購入などでローンを組み、毎月一定額を支払うことで手に入れられます。
多額の現金があればもちろんそれを使うでしょうが、一気には無理なのでローンにします。
それならば、収入も同じではないでしょうか。
一度に大金を手に入れるのは宝くじや、事業の成功、生命保険金や資産の売却などですが、一気に大金が必要になるものは数少ないはず。
だから年金や給与のように毎月に分ければ、意外に資産が膨らみ複利効果を産んで大きな財産にはならないでしょうか。
例えばマンションを持っていたとして、売却すれば大きな資金はできるけど人に貸せば毎月家賃が手に入る。
同様に500万円が手許にあったなら、投信や外債などで毎月分配や、毎月利払いのものにすることで、一気に引き出すことをしなくて済むので、無駄のない形で資産運用でき、結果長期投資やドルコスト平均法のようになれば、リスクも分散できていいのではないでしょうか。