帝国ホテルのタイル - コラム - 専門家プロファイル

一ノ瀬 寛人
株式会社ジェノス 
東京都
建築家

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閲覧数順 2024年04月17日更新

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帝国ホテルのタイル

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先日、INAXさんの常滑にあるINAXライブミュージアムに行って世界のタイル博物館、
窯のある広場・資料館土どろんこ館、ものづくり工房を見学させてもらってきました。
世界のタイル博物館は山本正之さんと言う方が世界各国のタイル約6000点を常滑市に寄贈されたらしいです。
紀元前のタイルやモザイクタイルの原点になるクサビのようなタイルや、
クエンカタイル(タイルに淵を付ける事により色分けができる様なった)
象ガンタイル(タイルの金太郎飴の様なもの)
などが展示してあり、説明してもらうとなるほど歴史がありまた考えられているのだな、そして、よくこれだけ集めたなと感心しました。
一番鳥肌ものだったのがフランク・ロイド・ライトの帝国ホテルの旧本館の壁面や柱に使われている立体タイルを実は当時のINAXさんが作っていたと言う事でした。
ものづくり工房でそのライトのタイルや油滴タイル(高温(1100〜1200度)にしてかから一気に温度を下げると釉薬によって油が水の中で細かく分裂したような焼き上がりになるとの事で、昔からある工法らしく難しい事と燃料費?!!かなりの高温にしなければいけない為コストがかり田畑を売りはらってでもそれを極めようと身上を潰してしまう人もいたそうです。)などを見せていただきました。
また1300度以上になると全ての焼き物などが透き通り、透明の世界が見えるそうです。
一度見てみたいですね。